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第55話 絶頂

 うつ伏せになって寝そべっているキシの背中を触る。裸の背中の刺青を撫でる。 「彫り物、入れる時痛かったか?」 「ああ、少し、な。」  唇を這わせる。唐獅子をたどる。 「俺のデフォルメしたライオンと全然違うね。 キシの真似したのに。」  初めての経験は思ったより快感ではなかった。興奮してペニスは勃起したが後孔の違和感が半端ない。  後ろから抱かれてローションを塗り込めた指が入口を探る。指を増やされて違和感の他に僅かに快感を拾う。 「痛くないか?」 「うん、大丈夫。ここに入ってくるのか? 無理!」  耳を優しく咬まれた。 「うん、くすぐったい。」 「ああ、佳純を抱けるなんて。 一つになれるなんて。」  ヌルヌルになった後孔にキシの亀頭が押し当てられた。 「佳純、息を吐いて。力を抜いて。」  無理に押し広げられて入って来た感触。 「あ、ああ、無理。」 「佳純と繋がるよ。」  腰を使ってグッと押し込まれた。滑りのいいゴムのおかげで奥に入って来た。 「全部は無理!」  後ろから抱かれて手を伸ばしてペニスを掴まれた。もう,完全に勃起している。  腹の辺りを撫でられた。 「ここに入ってるんだな。」 「ああ、奥にきた。」 ビクッと跳ねる。 「佳純と一つになれた。」  気持ちのいい所に当たるような、時々ピリッとした感じがある。ゾクゾクするような寒いような、でも繋がっているところは熱い。 「動くと痛いか?」 「ううん、少し気持ちいいみたいだ。」  ギュッと抱きしめられて首筋を舐められた。 「すごく締め付ける。キシはもうイキそうだよ。  佳純、愛してる。初めて会った時から。  佳純を抱きたかった。イクよ。」  佳純は快楽の狭間でキシの言葉に感じてしまった。 「もう大きくなってる。佳純、すごいね。 若いな。一緒にイコう。」  激しく突き上げられて、佳純は爆ぜた。 佳純の中でキシもイッたのがわかる。 「キシ、離さないで。」 「ああ、絶対離さない。」

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