90 / 109
第90話 その後(⚠️暴力場面有り!)
『花束』の朱里ちゃんは、応急手当ての後、有名な整形外科の先生に付いて、何回も手術を受けた。キャバクラのナンバーを張っていた朱里ちゃんは、綺麗な娘だが、それは顔だけではない。
身体中どこを取っても美しく、特にその手は圧倒される。手のタレントだった事もある。
まさに白魚のような手とはこの事だ、とお客さんにも絶賛されていた。
その大事な手を傷つけられたのだ。
何度も繰り返し、繊細な手術を受けた。元に戻るのか、誰もが心配していた。何とか、軽く握れるようになったという。
これをやった者が速攻で特定された。あのJK3人組。ノアと美知といずみだ。その場で一緒になっておもしろがって見ていたガキどもも特定された。彼らはとある公園に全員呼び出された。
黒塗りのバンに乗せられて口をでかいテープで塞がれ頭から黒い袋をすっぽりと被せられて、この公園に連れて来られたのだ。それから脅されて延々歩かされた。人のほとんど近寄らない閉鎖された廃工場に着いた。
見たことの無い男たち。フルフェイスを被った数人の男たちは、ガキらを全く無駄のない動きで素早く太い結束バンドで締め上げた。
錆びついた引き込み線の線路が見える。これも錆びついた鉄の塊のようなトロッコが線路の上に停まっている。
バンの後ろからついて来たバイク集団の男たちが3人の女をトロッコのそばに足を払って蹴り倒す。口を塞がれてくぐもった呻き声しか出ない。
「ぐわーっぐわーっ!」
暴れる女に蹴りをぶっ込む。頭を振って泣き叫んでいるようだ。
「うるせぇよ。」
氷のような冷たい声が飛ぶ。男たちは口数少なく
女たちを線路に向かって突き倒す。
バンザイのような格好で倒れた女の手を取ってガムテープで線路に固定した。
トロッコは錆びついてギシギシ音を立ててゆっくり動き出す。
両手を前に伸ばされて固定された女たちは寝そべるようにうつ伏せになっている。
錆びついたトロッコが静かに、女たちの指の上を通過した。
「ギャーッ!」
鈍い叫び声が聞こえる。三人の両手は錆びた運搬用のトロッコに轢かれて押し潰された。
ほとんど気を失っているようだ。それはあの時朱里ちゃんが酷いことをされているのを傍観していたガキどもの目の前で起きた。これを見せられていたガキどもは、思わず失禁している。
人がやられているのは楽しんで見ているのに
自分は漏らして怖がる。
(次は俺たちだ。やべぇ。逃げられねえ。)
ガタガタ震えている。半グレを気取ってイキがっていたガキどもだ。
ともだちにシェアしよう!

