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第91話 復讐?(⚠️暴力場面有り)
見捨てられた廃工場。離れた場所に今関の父親が工業団地を誘致したから、この工場は倒産した。この町は工業団地に従う零細企業だけが何とか生き残った。他は寂れる一方だ。
広い敷地は雑草に覆われて,誰も近づかない。
黒塗りのバンが数台乗り付けられた。先ほどの連中は引き上げた後だ。女たちはどこかに連れて行かれた。
「おまえたち、こんな事してタダで済むと思ってるのか!」
「これは、中山の伯父貴。」
「おまえは誰だ?」
「あんたみたいに顔と名前を売る趣味はないんでね。M会の事務所はあんなに手薄なんですかい?
もう少しセキュリティ対策したほうがいいんじゃないか?」
「クソッ、俺をどうするつもりだ?」
「アンタの息子とお嫁ちゃんがとんでもないことやらかしてんですぜ。それと今関の息子。
あれはキチガイですね。」
中山は不貞腐れているがさすがはヤクザだ。
大声を出して喚き立てない。
「今関の息子は堅気なんだが、マトモじゃない。」
「そうですね。埋めるか、沈むか、ですわ。」
簀巻きにされて転がされている今関の息子は、諦めたのか静かになっている。
康治の足に酷いことをした者たちは、同じように足を潰して放免だ。最も歩けなくては帰れないが。
「さて、中山さん、アンタとアンタの息子はどうしましょうかね。」
「おまえ、わかってるんだろうな。
M会は広域暴力団だ。どこに逃げても見つけ出して仕返しするぞ。」
こちらは、さっきからずっと動画を撮っている。
「いい時代になりました。
全部こうして証拠が残る。」
注射器が入ったケースを出した。
「これ、致死量が少なくて、済むんですよ。
オタクの組で捌いてるヤクですよ。
苦しんで逝ってもらいたいから、
もっと怖いやつにしますか?
どちらにしても死ぬまで殺るって事は痛く苦しいものですよ。」
中山の太ももに注射器を突き立てた。
痛い毒物が入って行く。
「ぐがぁー!やめてくれ。」
「私は長年ケミカルな掃除屋で通ってるんですよ。薬物なら自在に扱える。
苦しんで死ぬのがいいか?
廃人になって生き残るのがいいのか?
ご希望はありますか?」
「助けてくれ。金なら払うから。」
痛い、痛いとのたうち回っている。
「朝鮮朝顔の毒って、苦しそうですね。
いかがですか?」
中山は脂汗を流しながら
「頼む、やめてくれ!助けてくれ!」
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