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第92話 返却(⚠️暴力表現有り!)
M会の事務所にJK三人が投げ込まれた。
両手を潰されている。急げば何とかなるかもしれない。両手が使えないのは生きて行く上で困るだろう。
そして康治をやった者が拉致られて廃工場に連れて来られている。キシたちに任された。
「掃除屋の鉄さん、お世話になります。」
「おう、ヤマとキムとキシだな。
ホスト崩れがいい若いもんになったじゃねえか。」
「今日は落とし前付けさせてもらいます。」
今関は闇に葬る事になったらしいが、康治をカタワにした奴はキチンと落とし前をつけさせる。
「囚われてるのをやっても仕方ないので、俺たちと勝負させてください。」
M会のチンピラはやるき満々だ。結束バンドを切った。
「いい度胸だ。」
鉄さんはおもしろがってタイマンを張らせてくれるという。
キシたちは上着を脱ぎ捨てて
「かかって来いよ。誰からだ?」
相手も
「鉄拳制裁で恨みっこ無しですよ。」
M会の幹部らしい奴がニヤリと笑った。
「俺たちも負ける気しねえ。」
格闘技を少しは齧ったのか、イキってきた。
初めに受けて立ったのはヤマだった。ヤマも腕に覚えあり。ものすごく強い。そしてケンカ慣れしている。相手をボコボコにして、次のやつが出て来た。キムと代わる。
キムはカンフーの使い手だ。ダンスを踊るように相手を蹴散らす。
そしてキシ。その腕っぷしは知れ渡っている。ビビってかかってくる者がいない。
「勝負にならねえな。」
「なんだよ、ガキのケンカみてえだな。」
落とし前としてここにいる奴ら全員にエンコ詰めさせた。
腿に注射器を突き立てられた中山は泡を吹いてふるえている。
「おうっ、おまえら、エンコ詰めは急げばまた、くっつく。早くしろ。
この雑魚どもを連れて帰れよ。」
「解毒剤だ。打ってやれ。ナロキソンがあっただろう。」
もう一本注射器を突き立てた。
中山は這いずり回って土下座して
「頼む、頼みます。助けてくれ。
金ならいくらでも出すから。」
この動画もしっかり撮っている。
キシが上着を拾ってヤマたちに合図した。
「鉄さん、あとはよろしく。」
「おうっ、ウチの若いもんが片付けは慣れてるよ。任せろ。」
「さすが,上田組は金筋のヤクザだ。」
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