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第111話 カッコいいバンド?

 佳央の部屋にいる。デモCDのケースに入れる歌詞カードに佳央の絵を使おうと言う事になった。あの佳純のヌード。CDサイズにして入れる。意外な事に欲しがる人が多くて増刷した。  ポスターも作れという。 「何で俺の裸なんだよ。」 「絵だからいいだろ。生ヌードじゃない分マシだろ?エロさが。」 「エロい目で見んなよ。」 「腹のタトゥーが人気なんだって。」 「これでみんなバレちまった。 よしおーーどうすんだよ!」 「ああ、ごめん。タトゥーがあると紅白に出られないんだってね。」 「は?何言ってんの?誰が紅白だって? 出る日は来ないよ。国に睨まれる。まして反社だよ。」  佳央のベッドで寝転がって文句を言っている。 そんな姿もイケメンだ、と佳央は感心する。 「何がきっかけで売れるかわからないしね。 今度の土曜日だろ。練習出来てるのか?」 「ヤベェ、全然だ。佳央,俺と代わってくれ!」  佳純は今まで緊張とは無縁だった。この所やけに気持ちが焦っている。 「帰るよ。俺の癒しの場所に。」  キシが車で待っていた。 「はーあ。なんか楽しくないんだ。 人前で歌う事。大した舞台でもないのに。」 「佳純、今夜はゆっくり眠れ。」 「帰れって事?」 「いや、俺の部屋でもいいから。」 「キシのベッドじゃないと眠れない。」 「今夜はゆっくりお休み。 ゆっくり寝かせてあげるよ。」  キシの部屋は落ち着く。まだ、高校生なのに恋人の部屋に入り浸り、なんて。 「キシ、全部脱いで背中の刺青を見せて。」  裸の背中にくちづけた。 「綺麗だ、キシのザイオン。」  佳純も脱がされて腹を舐められる。 「くすぐったいよ。」  キシの舌がタトゥーを辿る。 「こんな所まで彫らせたんだな。 勃たなかった?」 「痛くてエロい気持ちにならなかったよ。」 タトゥーを舌で弄られて感じてしまう。

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