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第115話 少年法
高校生のイジメ問題。
たかが、と思われがちなイジメという言葉。
少年法も度々改正が行われたが、いわゆる触法少年とは、13才以下の子供の事で量刑も軽い。
韓国では14才を超えると刑が重くなる。少年院送致2年、から、14才を超えるといきなり、最高懲役20年に跳ね上がる。日本もそれ位、厳しくしなければ、との声が多い。
恐ろしい事にイジメ暴行は年々低年令化して来ている。子供と言えども、悪質になっている。
生育環境、主に親の影響が子供の犯罪を悪質にしている。
あのJKたちは酷い制裁を受けたかも知れないが何も学習してはいないようだ。
「いずみの彼がヤクザだから、仕返ししようって言ってる。」
闇に葬られたはずの今関が生きている。組の掃除屋が金で転んだらしい。所詮どちらにも付く掃除屋だ。今関の父親は、息子の狂気を知りながら、守ったのだ。被害者がまた増える。
今関は精神耗弱状態だったとして不起訴に終わり、医療には繋がらず普通に出て来ている。
保護者が町の有力者で、しっかり責任を持つ、と放免された。
本人は何も反省していない。
「アメリカのカルトのドキュメンタリーで、
人里離れた広大な土地で、神の儀式と称した
残虐なフィルムを見たんだ。
小さい子供を攫って来て庭のプールのような所で油を煮えたぎらせる。
そこへ次々に赤ん坊や小さい子供を投げ入れるんだ。黒魔術ともちょっと違う。
な、ワクワクするだろ?」
聞いている仲間が吐きそうになっている。
ノアと美知といずみたちは笑って聞いている。
今関の父親が金をかけて精巧な義手を作ってくれた。まだ、完全ではないが一応両手の形になっている。
「今関さんには足向けて寝れないよ。」
彼女たちはまだ高校生だ。高校には行けている。もうすぐ卒業だ。
いずみの亭主は半グレで看板をしょってるから、夜職なら就職出来るだろう。
今時の三流高校は、余程のことがない限り退学を免れる。定員割れが凄まじいから、首にならないのだ。田舎の底辺高校だった。
校内の余りにも陰湿なイジメに、自主的に止めて行く生徒も多い。
落ちこぼれほど、大事にされるが、改善する気は無い、そんな私立高校だった。
「ねえ、ねえ、なんかフェス、やるんだって?
あたしたちもアイドルとか、出来んじゃね?」
図々しいにも程がある。いずみの亭主に泣きついた。
「なんかやりたい。」
「ダンスとか歌とか出来んのかよ。」
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