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第23話 ねえ、もっと知らないこと教えてください(R18)
「待っ……」
「待たない。今日までずーっと深月と二人きりになれるの我慢してたんだよ」
「えっ……?」
真剣な顔で星七くんが言うから、僕は目を瞬かせて見上げた。さらさらとした星七くんの髪の毛が僕の頬にかかって少しくすぐったい。
「だからお願い。今は俺の言うこと聞いて」
「……うん」
いやいや、なんで了承しちゃってるんだ僕は……。
素直に嬉しくて舞い上がりそうだ。星七くんが僕と二人きりになるのを待ってたと言ってくれたことが、とてつもなく幸せで、夢みたいで。
だけどそんな甘い言葉の余韻に浸る隙もなく、再び星七くんに唇を塞がれる。弾力のある舌先が僕の歯列をなぞり、ぢゅ、ぢゅっと濡れた音を立てて吸い付いてくる。
ああ。なんだろう。すっごくしあわせ。あたま、ぽわぽわして気持ちいい。
「んっ……」
息継ぎの仕方なんて知らない僕は、酸素が吸えずに息が上がってしまう。そんな僕に気づいた星七くんが、僕の後頭部を優しく抱えたまま唇を離してくれた。身体中が沸騰してるみたいに熱くて、溶けそう。
「っはあ」
「キスも俺が初めて?」
あれ、星七くんも目がとろんとしてる。僕とのキス、気持ちいいのかな……? そうだといいな。
星七くんからの質問にこくっと頷いて答える。そうしたら、星七くんがまたにこって笑って僕の頬を優しく両手で包んでくれる。
「やった。深月の初めてぜんぶもーらいっ」
「……!?」
ちゅ、と今度はリップ音と同時におでこにキスされた。
なんだかすごく大切にされている気がして、胸の奥がむずむずする。その甘い痺れは僕の全身に優しく広がっていった。
僕の腰と星七くんの腰が当たっているところが熱く擦れた。星七くんの硬いものと、いつのまにか僕の硬くなったところが服越しに重なった。その瞬間、初めて変な声が洩れてしまった。一人でする時の僕は、サイレントタイプなのに……。
「あっ」
その声を聞いた星七くんは、僕の顔とお腹、腰の辺りまで一通りじっくり眺めてからご満悦な様子で微笑みを浮かべた。
「深月、ほんとかわいすぎ。食べちゃいたい」
「あっ……ん」
星七くんは言い終わる前に僕の脚の間のものを服越しに掴んできた。初めて他人に触れられたそこは、どくどくと脈打っている。身体中の熱が一気にそこへ集まっていく感覚に驚いたのと、ほんの少ししか触れてないのに星七くんの手つきが優しくて思わず声が洩れてしまった。
「なに? この辺好き?」
「やっ……待って……」
焦る僕の静止の声も聞かずに、星七くんが僕の昂りをズボン越しにやわやわと揉んでくる。その手を押しのけようとしても、力ではかないっこない。
そして手馴れているのか星七くんは僕のズボンのベルトを器用に外して、ズボンの中に手を入れてきたのだ。
「下着越しだともっと気持ちいでしょ?」
「……はぁ……あ……っ」
僕はもう自分のあられもない姿を目視できずに目を伏せて顔を逸らしていた。だから、気づかなかった。星七くんの次の行動に。
熱くて硬いものが僕の手に触れた。それはいつも僕が触れているものより太くて大きかった。反射的に目を開けてしまったのをひどく後悔する。
見上げた先には、星七くんの昂りが僕の手に押し付けられていた。そして気づけば僕のものも下着ごとずり下ろされて、星七くんに手で握りしめられている。星七くんの表情は甘くて優しくて、どこか意地悪だった。
「触りっこしよう?」
首を傾げて僕に提案してきたかと思えば、星七くんは僕の手を自分の手で包み込み上下に動かしてきた。いつのまにか先端から透明な滴が指先に触れてそれを滑りに竿全体を扱かされている。
他人の触るの初めてなのに、星七くんのだったら嫌じゃない。むしろ、嬉しい……。
僕は気持ちよさそうに目を伏せて荒く息を吐く星七くんの表情に釘付けになってしまった。
裏筋、気持ちいのかな?
僕は積極的に自分から手を動かしてみる。すると、びくっと星七くんの肩が跳ねて補助の手を離してくれた。僕の右手だけが星七くんのものを優しく握る。
「……っ」
「……星七くん、気持ちい?」
恥ずかしかった。顔から火を吹くんじゃないかってくらい、恥ずかしいのに止められない。星七くんは返事の代わりに僕の唇を塞いで、答えを出してくれた。
「んっむ……っ」
熱いキスに驚いて手を動くのをやめたら、再び握らされた。そこは先程よりも硬くどくどくと脈打っている。
星七くん、興奮してるのかな……?
僕はキスを受けつつも、星七くんに気持ちよくなって欲しい一心でまた手を動かし始めた。たぶん、ぎこちないし、上手じゃないと思うけど、精一杯。
「っん……んぁ」
不意に星七くんが僕の手を再び握りしめて激しく動かし始めた。それと、僕のものも同時に扱いてくる。
「あっ……ん」
僕の手を掴み、自身の屹立と僕の屹立を合わせて手で握りしめて激しく動かしてくる。星七くんの吐息が耳元で洩れているのが聞こえて、胸の内が打ち震えた。
感じてるんだ。星七くんも……。
直後、星七くんの親指の腹が僕の屹立の先端をくるくると撫で始めた。先端が弱い僕はすぐに限界を訴える。
「待っ、て……イくっ……イっちゃ、う」
「っはは。まだ少ししか触ってないのに我慢汁びしょびしょ。先っぽ好きなんだ」
「あっ……言わないで……っん」
息を荒らげる僕を楽しそうに見つめてから、星七くんも徐々に息が乱れて表情も余裕が無くなってきた。
星七くんのものと僕のものが狭い手筒の中でぐちゅぐちゅと音を立てて重なっている。身体の一番熱いところが触れていて、頭がおかしくなりそう。
「あうっ……もっ……無理……っ」
「……っいいよ。一緒にイこ」
「はっ、あ……んん……イくっ……ぁ」
「っ……」
星七くんが息を詰めた直後、びゅ、びゅと僕の先端と星七くんのものの先端から白蜜が噴き溢れた。それは僕の着ていた服に飛び散り、星七くんの着ていたシャツも白く汚してしまった。
「……ぁ」
甘くて深い余韻にゆらゆらと揺れる僕の下半身はぐずぐずにとろけていた。星七くんは最後の一滴まで搾り取るように竿を動かしてから、その手のひらについた白蜜を僕に見せてきた。
「ねえ、見てよ。俺と深月の混ざってる」
「……っ」
そして、あろうことかそのまま指先についた白蜜をぺろ、と舌を出して舐めてしまったのだ。
言葉にならずに凝視していると、星七くんは今度はそれを含んだまま僕に深くキスをしてきた。口内を暴かれて、とろけたところに先程の白蜜を垂らされる。再び兆してしまいそうなくらい、濃厚な味がした。
自分のは舐めたことないけど、星七くんのは甘くておいしいな、なんておバカなことも考えてしまった。
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