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第59話 《番外編》れのむつGRWM (R15)

「ほらほら睦。はやくおめめ開けてー」 「うゃ……?」  ある日の朝、昨晩玲乃の部屋に泊まった僕は頬をぷにぷにされて起こされた。  スマホの時計を見つめればどっと冷や汗が背中を伝う。がばっと毛布を捲り上げスマホを手に急いでパジャマのボタンを外す。慌てているから上手く外せなくてもがいていると「あせんないあせんない」と玲乃が歯ブラシを頬に含みパジャマのボタンを外してくれた。 「っありがと。どうしよ。このままじゃ学校遅刻しちゃうっ」  慌てふためく僕とは反対に玲乃は歯磨きをしながら僕をほのぼのとした瞳で眺めるだけ。思う存分眺め終わったのか満面の笑みで洗面所へ向かった。  急いで冷蔵庫から飲料ゼリーを取り出しぐぎゅぎゅと飲み干す。ミネラルウォーターもこくこくと口に含んだ。簡単な朝食がとれたので次は急いで歯を磨くために洗面所へ向かう。すると入れ違いで歯磨きを終えた玲乃と廊下ですれ違った。そのまま玲乃は通り過ぎるかと思えば、僕の腕を引いて洗面所へ押し込んだ。 「睦。覚悟してね」  僕の水色の歯ブラシを手に持つと玲乃が唇を引き上げた。 「は……はい」  しゅこしゅこ、と僕は玲乃に膝枕をしてもらいながら歯を磨かれていた。断じて僕がお願いしたわけではない。遅刻しそうなのに玲乃はゆっくり丁寧に歯を磨くから僕は手足をぱたぱたさせて急かすように玲乃の顔を見上げる。 「んーっ!」 ◇◇◇ (side 玲乃)  何かを必死に訴えてくる睦の瞳は潤んでいる。俺は微笑みながら口内をくまなく歯ブラシで磨いた。最後にトドメを刺すように睦の口内の1番敏感なところに歯ブラシをあてる。 「んっ。んー……っ」 「はは。上顎撫でられるのぞわぞわするね。腰がびくびくしてる」 「ひゃ、ひゃめれっ……」 「んー? いいんだよー。別に俺は睦と遅刻したって。ていうかもう下にタクシー呼んであるから学校遅刻しないし」  にこにこ笑う俺に好き勝手される睦は、その後無事に制服に着替えて2人でタクシーに乗り込み遅刻せずにその日1日を過ごした。  これが俺と睦のGRWM

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