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普通の代償 3
「ヴェネッタちゃんよぉ…誠意ってもんを見せてもらわねえと困るぜ?
待って欲しいのならそれなりのお願いの仕方があるんじゃねえの?」
ヴェネッタはついに男に壁ドンをされてしまい、サングラス越しにギロリと睨まれ
半泣きになりながら震えてしまう。
「お…お願い……?」
「そうだなぁ…身体で払ってくれるんなら今日の分の利子くれえはまけといてやっても良い」
「から…?は…はぁ…?」
男は舌なめずりをしながら顔を近付け、子鹿のように震えていたヴェネッタの足の間に膝を入れてくる。
「俺達全員を満足させてくれりゃぁボスには黙っといてやる
どうだ?内臓を売るよりはマシだろ」
「ななな、何を言ってんすか…!じ…自分が…!?」
「お前以外に誰がいるんだよ。
…魔法使いってのは相当具合がいいらしいなぁ?」
男はそう言いながらヴェネッタの尻を撫でてきて、その衝撃に固まってしまう。
まさか自分がそんな対象に見られるなんて思ってもいなかったし、それ所か目の前にいる3人くらいを相手にしなくてはならないのかと思うと
完全なる未経験にはハードルが高すぎる仕事である。
「いいい、いやちょっと、ちょっと待ってください…!
じ、自分じゃきっとご満足頂けないというか!?」
「それはお前の頑張り次第だろ。
ったく金ねえくせに何でこんないい匂いさせてんだぁ?
全く…腐っても貴族ってか…?」
男はそう言いながらヴェネッタの首に顔を突っ込んできてべろりと舐めてくる。
「ひょぁ!?な、なんで!?」
驚いている隙にも制服のシャツの下から手を入れられて、素肌を撫でられ始め
ヴェネッタはさすがに抵抗しようと男の身体を押し返すが
震えて全然力が入らなくて。
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