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おしゃれとは? 2

「まずはその髪をなんとかしろよ。猫背も。あと顔もだ」 「そ…素材から全て…?」 「髪を梳かして顔を洗えっつってんだよ」 ジエンは超ぶっきらぼうに指をさして指図してくる。 最もなことではあるが、実に貴族らしい高圧的な態度にヴェネッタはびくびくしながらもとりあえず言われた通りにした。 髪は伸ばしっぱなしになっているけど、櫛なんて持っているわけがないし 仕方がないのでそこら辺に落ちていた木の板に変換の魔法を施して櫛っぽく作り替えてみた。 くすんだ灰色の髪を念入りに梳かしてみるもののさっきと何が違うのかさっぱりである。 「ったくろくな服がねえな…つーかこれは雑巾か?」 部屋に戻ってくるとジエンは勝手にヴェネッタのクローゼットを漁っておりヴェネッタは自分のテリトリーなのに居辛くてそわそわとしてしまう。 「お前の理解のある彼くんは見てくれに興味が無いのか、鬼くそ目が悪いのか趣味が悪いのかどれかだな」 「い…いやだから…違うんですって……」 イヴィトが勝手に最悪の審美眼の男みたいになっていくのだが、ジエンの毒舌は今に始まった事ではないので苦笑してしまう。 「突っ立ってねえでそこに座れ」 「ううぅ……」 ジエンに睨まれて、ヴェネッタは怯えながらも自分の椅子に腰を下ろした。

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