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バースデーハッピー 2
「ヴェネッタ先輩、これ。俺とレンシアさんから」
「へ…?」
イオンの方を見ると、彼は床に置かれている四角形の何かを指している。
リボンが巻き付かれているらしい木製の何かは、綺麗な水色をしていてお腹くらいまでの高さがあって大きい。
近付いて見てみると、扉のようなものが上下2つついているようだった。
「こ…これは…?」
「本棚ですよ、可愛いでしょう?」
「一応両方“予言の光”が入るサイズになってる予定です。
で、オタクには嬉しい扉付きね。」
イオンはそう言いながら片開きの扉を開けて見せてくれた。
寮には一応クローゼットと机とベッドは備え付けてあるが、それ以外の家具は自分で持ち込めという感じだった。
勿論そんなもの持ち込めるわけがないヴェネッタは道具も本も床に散乱していたり、クローゼットの中にぶち込んであったりしたのだが。
「い、良いんですか…!?こんな高価なもの…!?!」
「いやー…材料費くらいなのでそんなに高くはないっすよ…」
「ふふ。2人で作ったのですよ。といっても俺は色を塗ったりとかそれぐらいですが…」
「えええええええ!?レンシア様の手作り……!?!?」
ヴェネッタは思わず床に這いつくばって本棚を拝んでしまう。
「でも色選んだのはレンシアさんだもんねー?」
「ねー?」
「見ていて清々しいまでのバカップルだな…」
「DIYデートのダシにされてへん?ヴェネッタ先輩…」
ヤジが飛んで来ているが、推しの手が加わっている物などプレミアムレアでしかない為家宝にしようと誓うヴェネッタだった。
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