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友達は起業家 3
これで一応新規支援者の3人の面談が終わった訳だが、やはり各々苦労しているようで話を聞いているだけでどっと疲れてしまう。
「はー…政略結婚…というかなんか性被害者みたいな顔してたなぁ…
貴族は貴族で大変だぁ…」
「ほんまやな…聞いてて胸が痛なるわ…」
イオンも同じく疲れたのか凄まじく姿勢の悪い座り方になっている。
「確かに…“支援者”とか“保護者”とか“養子”って表向きは聞こえが良くても…見返りを求められる場合もあるよね…
レンシアさんもそうだったっぽいし…あんまり話してくれないけど…」
イオンは椅子にだらしなく座ったまま支援者達の資料を眺めている。
この活動をするきっかけとなったイオンの想い人レンシアは、元々は“次期皇帝の婚約者”としてスーパーエリート街道を歩いていたが
なんやかんやあってその座を引き摺り下ろされ、養子となっていた伯爵からも離縁されてしまったのだった。
学費が払えなければ退学になり、最悪違法だと投獄される場合もある。
それを回避するためにイオンはこの活動を始めたようだった。
「せちがれーなーどの世界もよ…」
「…でも、あの子らもレンシーも…ヴェネッタ先輩も救われとると思うで。イオンは尊いことしとるよ。」
何故か落ち込んでいる様子のイオンだったが、彼の活動は確実に人を救っていて
イヴィトは我が友達ながらすごい人だと思っていた。
若干犯罪者臭い拗らせ方でレンシアを追い回しており、恐怖を抱く部分もあるのだが
ビジネスにおいてのアイディアと行動力にはいつも驚かされている。
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