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贅沢な選択 3

イオン達3人は学園へと帰っていき、イヴィトとヴェネッタは近くのホテルに泊まる事にして、夕食を食べてからホテルへと戻ってきた。 シャワーを浴びて、イヴィトはジエンから教えて貰っていた項目をチェックしていた。 今日家の中に残っているものはほとんど出してしまったし、後残っているものをゴミとして処分すれば家は空っぽになるだろう。 これで少なくとも処分費だのは取られずに済むかもしれない。 カチャ、とドアの開く音がして反射的にそちらに顔を向けるとヴェネッタがシャワー室から出て来た所だった。 髪はしっとり濡れているし、暖まった所為で頬が染まっている。 ホテルに備え付けてあるワンピース調のパジャマは若干丈が短くて、普通に生足が見えており、イヴィトは思わず頭を抱えながら目を逸らした。 内地の人間はだいたい自分に比べると色白だなとは思うけど、彼は特にそう見えてしまうし 何故かそれに対して、見たら大変な事になると予感しているイヴィトだった。 「……すみません…イヴィト殿……」 「エ?な、何が?」 急に謝られて、変な事を考えていたのを見破られたのだろうかと内心焦っていると ヴェネッタはベッドの上に腰を下ろしてどこかしゅんと俯いている。 「う…うちに…泊まれれば良かったのですが…… 長らく色々払ってない所為で水道も止まってるし…」 「あ…ああ、全然…気にせんとって」 今のテガボ家の屋敷はほとんど何もないし、あそこで寝るのは少々難儀するだろう。 それにヴェネッタの様子を見ると、あまりあの家には居たくなさそうにイヴィトには見えたから。 最初は、色々思い出も詰まっているだろう大切な実家を売るなんて良いのだろうか、と思っていたけど ヴェネッタとあの家との思い出は、良いものでは無さそうだった。

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