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あなたのもの 6

「俺…ヴェネッタ先輩のこと幸せにする… 先輩に降りかかるものも、先輩を困らせるものも… 俺が全部跳ね除けるから… だから……そんな顔見せるのも…こんな風に触らせるのも、俺だけに…してや…」 つい懇願してしまうと、ヴェネッタは少し目を細めて 唇に押し付けていた手をイヴィトの頬に添わせた。 「…イヴィト殿以外…い…嫌です……」 そんな風に応えてくれる唇にイヴィトは、ちゅ、と軽く口付けた。 欲望を蕾に押し当て、先走りの液体でぬるぬると滑っていくように少しずつナカへと潜り込んでいく。 「…っ、あ…、ぁ…」 息を呑むような呼吸をすぐ近くに感じながら、くぷぷ…、と少しずつ楔を飲み込ませていく。 肉を割っていくような初めての感覚と、身体の全部で彼を感じているような状態に酔いそうになりながら、半分くらいまで飲み込ませる。 気付かないうちに汗がだらだらと溢れてきていた。 「…ヴェネッタ先輩……」 イヴィトはすぐ近くにあった唇を塞いだ。 頭を撫でるようにしながら、少し腰を揺らして奥へと進んでいく。 狭くて、でも熱くて。彼の香りでいっぱいで。 「んん…、っ…ん…」 青い瞳からは、涙の粒が落ちていっている。 痛いのかもしれないと思うと申し訳なくて、イヴィトは唇を優しく喰みながら暫く動かずにいた。 ヴェネッタの手が頬に触れて、キスを返してくれて、それだけで満たされていくようだと思う。 それなのに身体は動きたがっていて、全くどうしようもない男だと思うけど。 「…痛くない?」 「ん…へい…き、…」 ヴェネッタの、平気、はあまり信用ならない気がしたが 自分も結構な限界が来ていたので、イヴィトはゆっくりと動き始めてしまっていた。

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