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お祖父様 4
「あ…、そうだ…!!」
ヴェネッタは何か思い出したように声を上げると、立ち上がって服のポケットを探っている。
そしていつも彼が持ち歩いている小さなメモ帳を取り出すとページを捲り始めた。
「た、確かこの辺に…、あ!あった…!」
彼はそう言いながら折り畳まれていた一枚の紙切れを取り出し、広げ始める。
イヴィトもそれを覗き込むように顔を近付けた。
紙には雑に謎の模様や数字が走り書きされていた。
「なんやこれ」
「あれですよ、ローラ殿に貰った、“人生のヒント”とかいうやつ…!」
「あぁー…誕生日プレゼントの?」
プレゼントだと言ってローラはヴェネッタにセクハラをした挙句によく分からないメモを渡していたのだが
どうやらヴェネッタは大事に持っていたらしい。
しかし、確かにメモに描かれている模様は肖像画の額縁にある模様と同じにも見えた。
「確かに…?この四角みたいなんは一緒のような…?」
「この数字や文字はなんなんでしょう…、左…?17…?」
「左側の17個目……とか?」
イヴィトが思い付いたことを適当に言うと、2人は顔を見合わせる。
そして額縁の左側の模様を数えながらなぞっていった。
「あ…あれ?ここだけなんか出っ張ってるような…」
額縁の模様を押すと、カチ、と何かがハマったような音が聞こえた。
しかし特に何も起きず、ヴェネッタは首を傾けている。
「…ん?ん…?」
「なんかカチって音したよな?」
イヴィトは壁に立てかけていた額縁を少し斜めにして側面を見てみた。
すると、側面の一部分に切れ込みが入っていて引き出しのようになっているのに気付く。
そこを引き出してみると、小さな長方形の木の箱のようなものが出てきた。
「なんでしょう…?」
「なんか入っとる」
振ってみるとカラカラと音がしている。
箱を弄っていると、スライド式で蓋が開くようになっているようだった。
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