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見つかりだした! 6
「そうですねぇ…次同じような目にあったら、恥を知りなさい!と言って思いっきり横っ面を引っ叩いてやってはどうでしょう?」
「こ…高貴すぎる…さすがレンシア様…」
いつも凛としているレンシアは日常的にやっていそうだったが、ヴェネッタにはとてもではないけど真似できそうにない。
「いつもそうしてるん…?」
「まさか。俺はそんなに言い寄られる事なんてないのですよ」
「う、嘘だぁ…こんなに美しくて尊くて慈愛に満ちてて麗しくて顔が良くて声も良くてスタイルもよくて綺麗でビューティフルでマーベラスなのに?」
「レンシーを褒めるときは饒舌やんなぁ…」
「ふふ。イオンさんのおかげなのですよ」
レンシアはそう言って何故か嬉しそうに微笑んでいる。
その微笑みが神々しすぎて、ヴェネッタは思わず両手を組んでしまっていた。
「イオンの?どういうことや?」
「だって考えても見てくださいよ。
十家の嫡男で、この年齢で会社経営者…各界の重役との顔見知りで…
そうでなくても、あの甘メロフェイスにイケボに高身長に…
あの足の長さとスタイルの良さといったらもう敵う人なんているのでしょうか?ってくらいで…」
「あまめろ……?」
「イケボ……?」
「それなのに優しくて穏やかで紳士で一途で…!
浮気をしたら針を千本飲むと約束してくれているのですよ?」
「は…針を千本も……!?」
「やからイオンの愛し方怖いんやって…」
「そんな人がいるって分かってるのに挑んでくるような人居ないですよね?居ます?そんな命知らず」
「まぁ…高スペックではあるよなぁ…」
どうやらレンシアはイオンが隣にいる事によって守られていると主張したいらしい。
そもそもレンシア本人が凄すぎて誰も手出しできないだけなのではと思い始めるヴェネッタだった。
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