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社長! 7

「……あのさ…」 しかしイオンは急に真顔になると、深刻そうに両手を組んでいる。 「…どした…?」 「いや……でも……いや……」 「イオン殿…?」 何か悩んでいるようなイオンに、会社のことで気になる事でもあるのだろうかと、ヴェネッタとイヴィトは顔を見合わせた。 さっきも大人相手に堂々と喋っていたけど、婚約という人生の節目を迎えようとしている彼にはやっぱり気になる事があるのかもしれない。 「なんでも言ってや?俺達に手伝えることあったら手伝うし」 「そ、そうですよ…!自分に出来る事であればなんなりと!」 「うん……」 2人が励ますと、イオンは頷きながらも2人を見据えて目を細めた。 「休み中に一回でいいからダブルデートしないか…」 彼は今日一番のギラついた目付きで2人を睨んでくる。 「だぶ…?え…?」 「…うわ…心配して損した…」 「だあってぇぇ夢だったんだもぉぉん!!アタシぃぃ!」 イオンはそう言いながらドラゴンを抱き締めている。 ドラゴンは嫌そうな顔でぐでっとなっている。 「グループ交際からのダブルデート…!学生時代の醍醐味じゃない!?折角なんだから失われたアオハルの実績を少しでも解除しておきたいじゃない!?」 イオンの言っている事は9割意味不明だったし、だぶるでーととは、とヴェネッタは思ってしまっているが 社長の切なる願いは聞いてあげた方がいいのだろうか。 イヴィトは呆れたように、はいはい、とあしらっていて 絶対だから!約束したから!とイオンに圧をかけられているのだった…。

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