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破滅への誘い 4

人間は怖い 嫌われる 裏切られる 居場所がない 必死に、どんなに必死に善くあろうとしたって 奪われる。 全部奪われて、引き裂かれて 「見つけたぁぁぁ!!!」 急に大声が飛び込んできて、雰囲気ぶち壊しの花でも咲いたような声にヴェネッタはハッとなって目を開いた。 「ッチ…」 フードの人物は舌打ちをすると、ヴェネッタから手を離した。 一瞬のうちにばさりと黒い布がヴェネッタの膝の上に落ちてきて、それを拾い上げると中身はなく、本当にただの布になっているようだった。 何が起こったのかと呆然としていると、ホールの向こう側から一人の生徒が全力疾走でヴェネッタの元へやってきた。 上等な服に身を包んでいる金色の瞳の生徒は、はぁはぁ、と息を弾ませながらもヴェネッタの膝の上にある布に触れる。 「うわぁん!また逃げられた!」 危機感のまるでない声で叫んでいるのは、“偽天使の君”ことリウムだった。 リウムはヴェネッタの両肩を掴んでくる。 「魔道具屋さん、大丈夫だった!?何かされた!?」 「い、いや…自分はなにも…何が何やらさっぱりで…」 「今のやつ!先輩の偽物だから信じちゃダメだよ!」 「にせもの……?」

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