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強くて、弱くて 3
イヴィトがまた勝手に凹んでいると、レンシアはそっと掌を閉じて光をしまっている。
「…俺もイオンさんといるとすーごく不安になる時がありますよ」
「……そうなん?」
「ええ。この人がいなくなったら俺はどうなってしまうんだろう、とか
俺では全然釣り合って居ないのではと申し訳なくなって…
そういう時は、イオンさんに愛してるって言われると余計に不安になったり…ね。」
イヴィトは、ランプの灯りだけの薄暗い部屋でもちょっと発光しているようにすら見えるレンシアをぼうっと見上げてしまう。
「…でも、それってきっと大切だからですよね。
大切だから安心するし、不安になる。
きっと両方あって自然なのですよ」
レンシアが手を下ろしても、ヴェネッタは相変わらず眠り続けているようだったが
その表情はどこか和らいでいるように見えた。
「……両方かぁ…、なんか…わかる気がする…」
守りたくて、守れなくて。
追いかけているつもりが気が付いたらずっと後ろに置いて行ってしまったみたいで慌てて引き返す。
不安で、安心で、それを繰り返しているように。
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