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榊家の子どもたち〜おひるね編〜
*雅彪 sideの捏造過去話*
昼飯を食わせた後は昼寝の時間だ。
子どもたちが寝てる間に多少仕事が出来るし、昼寝させないと晩飯を食わずに寝てしまい挙句に変な時間に起きてぐずって大変な事になるから、必ず昼寝させる様にしている。
「ほぉら、麗彪 くん、お布団に入りなさい。真叶 くんもぉ」
「雪 くん、それじゃ惺 くんが眠れないので枕を返してあげませんか?」
引き続き、環流 と片桐 が手伝ってくれている。
俺はみっちゃん担当だ。
まあ、みっちゃんは抱っこしてれば素直に寝てくれるんだが、問題は・・・。
「よしよし・・・もう寝たかな・・・」
「・・・んん・・・にゃむ・・・にゃ・・・」
「・・・まだだめかな」
みっちゃん、完全に寝る前に布団に下ろすとぱちっと目を覚まして、最悪泣き出しちまうんだよな。
まあ、俺はこのまま仕事したっていいんだが・・・。
「ぱぱ、みっちゃんつれてかないで・・・」
「大丈夫だよ、もう少ししたら布団に寝かせるから」
みっちゃんと一緒じゃないと寝てくれないまーちゃんが、みっちゃん抱っこしたまま部屋を出て行く事を許してくれない。
仕方ないな、まああと10分もすればみっちゃんも完全に寝てくれるだろ・・・。
「雅彪さん、寝ないでください」
「・・・・・・ぉう」
腕の中のやわらかな温もりが心地良過ぎて、思わず俺まで寝ちまうとこだった。
いや、片桐に起こされてる時点で俺は寝てたのか。
名残惜しいが、小さな寝息をたてるみっちゃんをまーちゃんとよっちゃんの間に、そお・・・っと細心の注意を払いつつ寝かせる。
・・・・・・よし、ちゃんと寝てくれてるな。
「あ"ー・・・子どもたちと一緒に昼寝してえ・・・」
「それには同意します・・・」
「俺も出来る事ならそうしたぁい・・・」
子どもたちを寝かしつけた後の大人組 には、短時間でこなさなければならない面倒事 が山積みだ。
各々やる事やっちまおうと散り、俺は子ども部屋から近い居間でノーパソを開いた・・・が。
「ぱぱぁ」
「ん?どした、せっちゃん」
なんで起きてきちゃったかな?
あ、トイレか。
せっちゃんはひとりでも行けるんだが、たぶん眠くて甘えたいんだろう。
「抱っこしようか」
「うん」
やっぱり。
可愛いなあ。
せっちゃんをトイレに行かせ、子ども部屋に連れて行って寝かせてから再び居間で仕事を始めようとした・・・が。
「ぱぱ・・・」
「ん?どした、さっちゃん」
枕を抱いて何か訴えかけてくるさっちゃん。
取り敢えず・・・。
「抱っこしようか」
「うん」
可愛いなあ。
さっちゃんを抱いて子ども部屋に戻ると、さっちゃんのタオルケットはよっちゃんが抱きかかえていた。
自分のタオルケットと一緒に。
放さないので、別のタオルケットを出してさっちゃんを寝かせ、居間へ戻ろうとした・・・が。
「・・・ぱぱ」
「ん?どした、まーちゃん」
声をかけられ振り返ると、起き上がったまーちゃんが不服そうな顔で訴えかけてくる。
確認すると、タオルケットを手放したよっちゃんがみっちゃんに抱き付きぷにぷに頬っぺに吸い付いていた。
おいおい、みっちゃんが起きちまったらどうすんだ。
よっちゃんを引き剥がし、代わりにタオルケットを抱えさせてやる。
「これでいいかい?」
「うん」
満足そうに横になり、そっとみっちゃんの小さな手を握るまーちゃん。
可愛いなあ。
さて、今度こそ仕事・・・。
「ぱぱ」
「ん?どした、よっちゃん」
どうしてよっちゃんまで起きちまうんだ・・・って、よっちゃん寝てないか?
目え瞑ってるじゃねえか。
「ぉれ・・・みつきと・・・けっこん・・・するぅ・・・」
寝言か。
可愛いなあ。
よっちゃんも、みっちゃんの事大好きなんだよな。
結婚かあ・・・兄弟なんだがなあ・・・。
まあ、2人が望むならなんとかしてやるか。
でもなあ、みっちゃんには「ぱぱとけっこんする」って言って欲しいなあ。
ああ本当に、うちの子たちは皆んな可愛い。
そんな事を考えながら居間へ戻り、やっと仕事を始めた。
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