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榊家の子どもたち〜おねしょ編〜
*雅彪 sideの捏造過去話*
「みゃああぁーっ!」
「なになにどうした?みっちゃん猫になっちゃった?」
子どもたちが昼寝をしていた部屋からみっちゃんの鳴き声・・・いや泣き声が。
急いで見に行くと、他の子たちがよしよしとみっちゃんをあやしている。
怖い夢でも見たのかな・・・。
「ぱぱ、あのさ・・・みつき、ちょっとしっぱいしたんだ」
「失敗?」
・・・あ、お漏らししちゃったのか。
「みんなは大丈夫かい?」
「「「「うん」」」」
みっちゃん、夜はオムツしてるんだが、昼間はしてない。
お兄ちゃんたちがオムツ卒業しちゃって、自分だけオムツするのが嫌みたいなんだよな。
「みっちゃん、おいで。お着替えしよう」
「ぅぅ・・・みゃぅぅ・・・ふぇぇ・・・っ」
「うんうん、大丈夫だよ。綺麗きれいしようね」
不明瞭な猫語で何か訴えてくるみっちゃんを抱き上げ、風呂場へ。
泣くと言語能力が皆無になってしまうみっちゃん、本当に可愛いな。
よっちゃんとせっちゃんはみんなのお昼寝用布団を畳み、さっちゃんとまーちゃんはみっちゃんが粗相しちゃった布団の防水シーツとタオルケットを持って来てくれる。
良く出来た子たちだなあ。
どこのお子様?
あ、俺の子どもたちだったわ。
みっちゃんの部屋着を脱がし、シャワーで綺麗にして丁寧に拭いてから、ふわふわフリース生地のロンパースを着せる。
薄ピンクの兎さんだ。
「ふあふあぁ」
「ふわふわだねえ、可愛いねえ」
みっちゃんは肌触りの良い物が好きだ。
粗相してぐずった後は、いつもこれ系を着せて機嫌をなおしてもらっている。
「みっちゃん、おれもふわふわさわらせて?」
「まーたん、ふあふあ、どーじょ」
「みつき、おれも」
「さったんも、どーじょ」
まーちゃんとさっちゃんに全身撫でなでされ、嬉しそうなみっちゃん。
それを見ながらシーツとタオルケットを手洗いし、洗濯機に入れてスイッチを押す。
「あっ!ぱぱぁっ!」
「ん?なんだい?」
「おしゅのぉ!ぼくぅ!」
・・・あ、しまった、みっちゃん洗濯機のスイッチ押したい子だった。
慌てて洗濯機を止め、みっちゃんを抱き上げてスイッチを押させてやる。
せっかくなおった機嫌がまた悪くなる所だった・・・。
「よし、部屋に戻ろうか。よっちゃんとせっちゃんが待ってるよ」
みっちゃんをぎゅっと抱きしめて放そうとしないまーちゃんさっちゃんごと、みっちゃんも抱き上げて子ども部屋に戻る。
よっちゃんせっちゃん、良い子にしてるかな・・・。
「はっしゃー!」
「どぉ〜ん!」
「危ないからやめなさいっ!」
畳んでいたと思った布団は積み重ねられ、その上に椅子の上から飛び込むという遊びをしていた2人。
怪我でもしたらどうするんだ・・・。
「おれも・・・」
「さっちゃん、だめだよ」
「ぼくもぉ!ぼくもぉっ!」
「みっちゃん、絶対だめ」
「みっちゃん、おれのうえにとんできていいよ」
「まーちゃん、それもだめ」
子どもたちを躱しながら布団を畳んで仕舞う。
本当に、目が離せねえな・・・。
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