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第57話 お預けのポチ君*
その夜は、二人でゆっくりお風呂に入った。
湯船につかりながら、そっと聞いた。
「颯太、身体は大丈夫か?」
「うん、大丈夫だけど……なんかあるの?」
「わぁ、颯太も鋭いなあ。ちょっとあるかなあ~」
急に頬を緩ませて、颯太が胸に顔を押しつけてきた。
そっと抱きしめる。
「これってOKってことかな?」
「もう、知らない。上がる、のぼせた」
簡単に振られた。(笑)
手に入りそうで入らない。
……ちょっと遠距離恋愛に近いものがあるな。
お預けのポチ君だ。‥‥‥下半身が辛い。
しょうがない。「よし、上がろう」
***
そのくせ一緒にベッドに入る時はすごくうれしそうに、
さっさと布団に入って俺の胸に顔を埋める。
いつもだけど、これが可愛くて堪らない。
もう~どうしよう‥‥‥。
少し胸から両手で顔を離し、じっと颯太の大きな瞳を見つめる。
「颯太かわいいよ」そっと唇に唇を重ねる。
この日は初めて両腕を俺の首に回してくれた。うれしい。
「颯太、舌出して」
おずおずと少し開けた口から赤い舌先が覗いた。
それを唇で少し吸って俺の口の中に招き入れた。
可愛い舌と絡めて遊んだ後は、颯太の口の中に舌を差し入れた。
ぐるっと舌を回して上あごの上を撫でるように刺激した。
「......ん、むふっ、ふ、.......」
少し息が上がってきたようだ。
「颯太、気持ちいい?」
うんとうなずいて頭の後ろの両手にぐっと力が入った。
「少しここにキスしてもいい?」
乳首を指先でぐるぐると撫でていた。
ここはあえて避けていた。
歯止めが利かなくなりそうな気がしていたから。
でも颯太は切なそうにうなずいた。
それを合図に乳首に唇でつまみ、舌先で先端を撫でて吸った。
反対側もね。キスをしている間に反対側も先端をつまんで転がして刺激をした。
もう颯太がしっかりと反応している。
そっと手で包む。
「颯太、少し抜こうね。ずっと出来ていないだろう?」
恥ずかしそうに微かにうなずいた。
ローションを手に取った。
少しずつ塗りながらやさしく撫でていく。
ぬるぬると先端を撫でるのに颯太は弱い。
「ここ気持ちいいね」
「あ......っ......」びくっとする。
少しずつ扱いてやった。
くちゅくちゅ音がして、恥ずかしいのか胸に唇を押しつけた。
だんだん激しく扱いてやる。
「颯太、我慢しなくていいよ。イッていいよ」
ハア、ハアと息が上がって身体が熱くなってきている。
「せ、ん、せい‥‥‥」
「なに、どうした?」
「せん、せいも、イって‥‥‥」
「ふっ、俺は良いよ」
「ダ、メ......な、の、先生も‥‥‥はあ......」
「うん、わかったよ、一緒にイこうね」
パジャマのズボンと下着を脱いだ。
俺はとっくにビンビンだ。
颯太のシンボルと一緒に握った。
「ほら、一緒になったよ。これでいいか?」
頷いた後に、颯太がそっと手を伸ばして俺のに触った。
「颯太が触ってくれるなんて始めてだね」
「もっと触って良いよ」
目をつぶったまま、たどたどしく形を確かめるように触っている。
「大人ってすごい‥‥‥」
「ふふっ、それって煽ってる?」
颯太も少し頬笑んでううんと顔を横に振った。
でも手はまだ撫でまわしていた。
「じゃあ、颯太の手も一緒にしてイクよ」
俺の手を上から重ねてだんだん一緒に激しく扱いていった。
「__あ、ん、.....っ......はあん、ぁ、イク......」
颯太はすぐ果てた。
遅れて俺も欲を吐き出した。
「初めて一緒にイケたね」
正直少しタイミングが合わなかったけどいいか。
これから少しずつね。道は長いよ。
颯太を拭いてやったが、とっくに気持ちよさそうに眠っていた。
でも俺の仕事が残っている。
眠っているところを悪いけど、ホルモン剤の座薬を入れた。
「う、うん」と少し声を出していたけど、眠さが勝ったらしい。
「颯太いい子だね」柔らかい髪を撫でた
今日は大進歩だったな。
「ありがとう、颯太」
そっと声をかけて休んだ。
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