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第11話 R18

朧は黒いスーツを着ていてそこからは酒と女のつける香水の匂いがする。その中でも一際強い煙草の匂いが鼻を刺した。 朧に連れてこられたアパートにある黒のベッド、背徳感が凄いけれどそこに押し倒されて俺の上でスーツをバサリと脱いだ。 「え、俺、抱かれるのっ?」 「そうだけど。もしかして初めて?」 「初めて···待って待って待って、痛いの嫌だ」 焦って上から朧を退けようとするけど当の本人は俺を見下ろして笑ってる。 「優しくしてやるよ」 「無理無理無理!準備とかもいるんだろ!?」 「してやるじゃん、ほら、これあるし」 浣腸を見せてきた朧に顔が青くなるのがわかった。 架月はどっちでもいけるけど、俺は今まで突っ込んだことしかない。 「じっとしてろよ」 体を横向きにひっくり返され膝を胸にくっつける体勢にさせられた。ズボンを脱がされパンツだけになった俺、そのパンツもケツの部分だけ脱がされる。 「まっ、て、やだやだっ」 「大人しくしろ、入れんぞ」 ブチュって中に液が出されて驚きで背中が反れる。 それを朧に抑えられて5分は我慢しろよってトイレに行けないようにガッチリとホールドされた。 「っ、い、た···痛い痛い痛い!!」 「我慢な」 「無理無理ッ!トイレ行かせてくれっ!!」 「じゃあ行ってもいいけど、もう1回やるぞ」 腹が痛くて堪らないのに許してくれない。この痛みをもう1回味わうなんて絶対嫌だ。歯を食いしばってそれに耐えてるともういいぞって俺から離れてくれる。だから急いでトイレに走った。 「はーい、じゃあ中洗いまーす」 「もうやだ···」 「こっち来い」 もしかしてやばいやつに捕まったのかもしれない。 腕を掴まれ風呂場に連れて行かれて服を全部脱がされた。四つ這いにされてぬるいお湯がかけられる。 「苦しかったら言えよ」 何をされるのかは大体わかるから息を吐いて力を抜いてると中にシャワーホースが突っ込まれて「ぐっ」と声が出た。 「はっ、はぁ···はぁ···っ」 「力抜くの上手いな」 「も、抜いて、苦し、っ」 そう言うとホースを抜いて中に入ったお湯を全部出した。それを数回繰り返して体力も気力も削られたところでベッドに連れ戻されて激しいキスをされる。 「我慢できたな、偉い偉い」 「っ、はぁ···も、疲れた···」 「今からだぞ?」 「んぅ···」 腹をサワサワと撫でる朧は俺の中心に触れる。 ビクッと体が反応して、その後にキュッと乳首をつねられた。 「い、ったい!!」 「んー···ここはこれからだなぁ」 乳首から手が離れてその手が中心に持っていかれる。 数回扱かれて息が上がりそうになった頃にローションをまとった指が後孔に触れた。 「あ、ぁ···っ」 「さっき力抜けただろ、やってみな」 「ん···」 さっきしたみたいに呼吸をして体の力を抜くとクッと指が入ってきた。初めてのその感覚は気持ち悪くてすぐに力が入ってしまう。 「ほら、ゆっくり息吸って、吐いて」 「も、やめっ」 「できるからやってみろ」 急に朧の声のトーンが落ちて慌てて言われた通りに呼吸をすると、中が緩くなったようで指が動き出したり本数が増えたりと、緩くなったのはそうかもしれないけれど、やっぱり苦しくはなる。 「は、っ、ひっ、···っ」 「よしよし、いい子だな」 「あ···ぁ···、くる、し···」 「大丈夫、もう見つけたから」 そう、朧が言ったのと同時、感じたことない凄まじい感覚が体の中を巡って、思わず背中を反らし、そのままイッてしまった。

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