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第20話 太陽side R18
朧と住み始めて数日経った。
ほとんど毎日体を重ねてケツでイク快感を覚えて。
数日で随分な体になったなぁと我ながら思う。
「太陽」
「何」
朝方帰ってきて風呂に入って出てきた朧が、朝飯を作っていた俺の背後から抱きついてきた。
「セックスしよ」
「今から飯食うんだよ。それから朧はちゃんと寝ろ」
「やだね」
包丁を置いたのを見てから俺の顎を後ろから掴み、無理矢理顔を朧の方に向けさせられてキスをされる。舌が入ってきたかと思えば朧の空いた手が俺の履いていたスウェットを無視し、下着の中に入ってきた。
「ぁ···っ、くっ···」
「ほら、もう感じてんじゃねえか」
「ひ、っぅ···っ!!」
中心を扱かれてキスもされて、気持ちよさに腰が抜ける。シンクに手をついて体を支えるとそれをいい事に、手を前から後ろにずらして秘所をトントンと指で叩く。
「あ!や、めろ、朧っ」
「やめない」
周りを撫でるように触っていた指はやがて中に入ってきて、奥に奥に進む。肩で呼吸をする俺は自分と朧がここで行為をすることで怪我をしないようにって考えていた。
「ひゃ、あぁあッ、待って、そこやめっ」
「いらねえこと考えてっからだ」
「だめ、だって···っ、ぅぅっんっ、!」
前立腺を強く押されて体が跳ねた。それを押さえ込まれて逃げられないようにシンクに押し付けられる。
「あ、だめ、む、り···イくっ」
「イけ」
「ひ、あっ、──···ッ!!」
腰が何度も無意識に動いて白濁を飛ばした。
振り返って朧を見ると満足そうにしている。俺の腕を掴んで有無を言わせずにベッドに連れて行き、押し倒された。手早く俺の服を脱がせゴムをつけた朧は俺の足を折り曲げてグッと秘所に熱を埋めていく。
「あ、あっ···!!」
「あー···」
それから休ませてくれずに律動を開始して朧の首に腕を回し大きな快感に怯えて「助けて」と何度も言った。その度に朧は小さくクスッと笑って俺の髪を撫でてキスをくれる。
「あ···また、またイく、っひ、ぁ、あっ」
律動が速くなってだんだんと爪先がピンと伸びる。背中が反れて「あっ!」と思った時には目の前がチカチカ光真っ白になった。
「悪い」
「い、やぁっ!今、イった!イってるっ、からっ!!」
「っ、く···」
白濁がタラタラと流れて止まらない。苦しいくらい気持ちよくて朧に抱きついて泣いた。
「おー、よしよし」
「い、ってた、のにっ」
「まだイッてんだろ、ほら」
まだ流れ続けてる白濁、なのに中心を触られてまた快感が湧いてくる。
「やめ、ろ···ほんとにっ、」
「でもお前これ止まってねえじゃねえか」
「あ!いや、ほんと、もっやめてくれって、あ、ぁぁあ!」
「ほら、まだイケる」
中にまだ入ってたそれを引き抜き中心を激しく扱かれる。先端を刺激されるとぶるっと体が震えた。
「あ、無理···出る、なんか、出る···っ」
「あ?潮吹くか?」
「無理、あ、漏れる···無理、あ···ダメ···」
口が開いたまま閉じられない。
気がつけば透明の液が射精するように溢れ出た。
「お前可愛いな本当」
「おぼ、ろ、も、本当···無理···」
「ああ、もう終わりな」
「キ、ス···して···」
優しい気持ちよさが欲しい。
手を伸ばすとそれを掴んで優しく笑ってキスをしてくれた。
「好きだ」
「···っ、お、ぼろ···?」
「お前のこと、本気で好きだ」
「朧···」
悲しそうに、寂しそうに笑う朧。
俺はあの日以来、恋なんてしたくないと思っていたんだ。それは今も変わらない、けれど愛されることはすごく嬉しい。
「太陽?」
「俺、は···」
はっきりした言葉も言えなくて。眠たくて落ちていく意識に逆らうことなく目を閉じた。
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