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第102話 R18

「ねえ、兄ちゃん」 「ん?」 やることやってベッドに寝転ぶ。 擦り寄ってくる架月はまだ足りてないのかトロンとした目を向けて俺の手を取り指を口に含む。 「もっと、してよ」 「···お前が上に乗れ」 「え、お、俺が自分でするってこと···?」 「できるだろ、見ててやるから」 指を舐めてた架月の舌をグッと掴むと怖いのか目に涙を滲ませる。舌を離して上顎を撫でると涙を零してその刺激に目を閉じてた。 「ほら、やってみろ」 「う、ん」 架月が俺のモノを勃たせてそこに跨る。緊張してるのかなかなか腰を下ろせないらしくて仕方ないと腰を掴みグッと下に押した。 「ん、ふっ、うう」 「あとは出来るだろ」 「あ、きも、ち···」 ズプズプと飲み込んでいく架月。俺の胸に手を置いて体を支える架月に少し意地悪をしたくなってフルフルと震えてる腕をツンと突いた。 「あっ!」 ガクッと力が抜けて前に倒れてきて、そのせいで中で当たる角度が変わったのか甘い声を上げてイった。けどそこから欲は出てなくて俺の胸の上で啜り泣く。 「あ、う、動かな、で···」 「···············」 「きゃ、ぁっ!」 どうやら空イキをしたらしい。可愛いなと思って腰をグッと突き上げると悲鳴をあげて、それから俺を睨んできた。 「お、俺が、やるから、動かないでっ」 「なら早くやれ」 「き、鬼畜···っ」 ヨロケながらも体勢を元に戻してゆっくりと上下に動き出した架月。決してそれを気持ちいいとは思えなかったけどユルユルとしたその動きで架月は精一杯らしくてひどく感じてる顔を見せてきた。 「架月、悪い、ちょっと動くぞ」 「あ、何っ」 上半身だけ体を起こして枕をベッドヘッドに立ててそこに背中を預けた。 「···っ、は、ずかしい」 「今更何言ってんだ、ほら、もっと腰動かせ」 「ひぃっ!あ、や、触っちゃ、だめ···っ!」 乳首を抓ると背中を反らせてまるでもっと触ってくれって言ってるように胸を突き出す。抱きしめてそこに舌を這わせると体を震わせ、中の締め付けも強くなって俺の頭を触り「やだ、やだっ」と何度も首を左右に振った。だからぱっと離したのに今度は物憂げな目で見てくるから、ニヤニヤと口元が緩んでしまう。 架月の腰を両手で持って下に押す。 深いところまで入ったらしく声も出せずにイった。そのまま奥ガツガツと突くと「出る、出るっ!!」と焦り出して、遂には俺が奥を突くたびに潮を吹き出す。しばらくして俺も架月の奥に欲を吐き出した。 「や、ぁあ!!無理、無理ぃっ!!」 「お前も気持ちいならいいだろ」 「だ、め···や、ひぃ、ぃ、あ···」 ガクリ、と架月が俺の方に倒れてくる。 顔を見ると目を閉じて眉間に皺を寄せ眠ってしまっていた。架月の中からモノを抜くとそれに感じてビクビクと体を震わせている。 「···おやすみ」 濡れた唇にキスを落とした。

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