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第109話
体の痛みがなかなか引かなくてベッドから動くのも嫌だ。けど中に出されてる白濁を掻きださないといけないわけで。
「朧」
「ん」
「風呂」
朧の方に手を伸ばしてパタパタ動かすと「ああ、そうだな」と風呂を沸かしに行って帰ってきた。15分くらい経って風呂が沸いた合図がなり朧に抱き上げられて一緒に風呂に入る。
「い、たい」
「悪い」
「っ、ぅ、んっ」
朧が中に入ったそれを掻きだす指が動くたびに中が傷ついてるのか痛みが走って鏡に手をついてケツを突き出すみたいな体勢になった。
「ふ、ぁ···」
「終わったぞ」
「もう疲れた···」
体と髪を洗ってもらって一緒に湯船に浸かる。
朧に凭れかかってると腹に手が回されて撫でられた。
「本当、悪かった」
「···俺のこと愛してくれるならもういいよ」
「もうとっくに愛してるよ」
「ふぅん、じゃあ···、やっぱりなんでもない」
何だそれ。って言った朧、腹に回る手をとってギュッと握る。
「俺もさ、朧のこと愛してるよ」
そう言うと俺の首筋に顔を埋めてカプリと甘く噛み付いてきた。それからチクっと少しの痛みを感じて温かい気持ちになる。
「太陽」
「何?」
顔を上げた朧を振り返って見る。
唇に触れるだけのキスをして笑ってると真剣な顔で俺を抱きしめて、すごく真面目な話をしだした。
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