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第126話 太陽side R18
「朧?」
「んー?」
床に仰向けに寝転んでる朧。腰あたりに跨ってキスをすると逃げられないように後頭部を持たれた。だんだんと激しくなるキスに苦しくなって胸を叩くと、手が離されて濡れた唇をペロリと舌で舐める朧、それがすごくエロくてズクンと胸の奥底が揺れた。
「今日さ、面白いことあったんだ」
「何だ?」
「架月と凛っていう友達と···」
話をすると頭を撫でられて抱きしめられる。
「よーしよし」と言われてまるで犬を褒めるみたいだ。なんて思ったりして。
「朧は?何してたの」
「俺はいつも通り」
ゴロン、と回転した朧の所為で俺が床に背中をつけて、朧が俺に覆い被さる。跨っていた所為で足の間に朧が割って入ってる。
「太陽くん」
「なぁに」
「お兄さん寂しかったんですけど」
「電話もしたのに?」
「それとこれとは別だろ?」
口元だけ笑って、また何度もキスをしてくる。
朧の背中に腕を回して抱きつくと膝で股をぐっと押されて堪らず小さな声が漏れた。
「抱いていい?」
「ダメって言ったらやめるのかよ」
「やめねえけど、一応さ」
制服のシャツのボタンを解かれ、ズボンは脱がされる。
胸を触られてそのまま首を噛まれると気持ちよくて目を閉じた。
「太陽」
「ん、何」
「今日、お前とちょっと離れてただけなのに、こんなに寂しく感じるんじゃこの先やっていけるのかって不安になったんだけど、どう思う」
「うん、俺も、あっ、そ、思って、た」
中に熱が埋められたまま話をする。
もう既にお互い1度ずつ欲を吐き出していて、なのに朧はまだまだ元気で。
「こんなに不安になるの、久しぶりだ」
「っあ···ちょ、動くな、ぁあ!」
朧が不安に思うのも仕方ねえよなぁ。だってたかが7時間程度離れてたくらいなのにこんなに寂しく思っちまってる。学校にいる間は架月だっているし、そんなこと忘れるけど、ふとそう思うこと、今日は何度もあった。
「ん、ふ、ぁぁ、あ···!!だ、めだ、も、止まってぇっ」
「無理」
「んぅ!!」
強く奥を突かれて驚いた。
初めてこんな奥まで来たんじゃねえか?って思うくらい。待って、と何度も朧に言うけど聞いてくれなくて、気づけば突かれる度に透明の、水みたいなのがモノから溢れてくる。
「ひゃ、ああ、あ、あ!!」
「すげえな、潮吹いてる」
「やめ、やめて、いやだっ···ぁああ!!」
「ほら、もっといけるだろ」
首を振っていやだと言うのにやめてくれなくて、朧がイくまで結局ずっとやられ続けた。喉がすごく乾いて飲み物···と言うと「ああ、そうだな」って何故か俺を抱き上げて繋がったままキッチンまで連れて行かれる。歩いて揺れる度に中を刺激されて漏れる声を抑えられない。
「泣くなよ」
「も、抜いて、」
「無理、ここでする」
「え、う、あああ···」
駅弁ってやつ、まさかそれをされると思ってなくて苦しいくらいの快感に泣いた。
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