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第128話 R18

朝から寝続けてもう時間は昼の12時。さすがに起きないとな···と俺を抱きしめて眠る朧を揺すった。 「朧」 「んー···」 嫌そうに眉間に皺を寄せる。 まだ眠いのか、ならいいか。揺らすのをやめて朧の胸に顔を埋める。安心する匂いが睡眠を推進させてきてだんだんと瞼が重くなる。 何度か、重くなる瞼と戦ったけど結局勝てなくて、もうお昼だと言うのに眠ってしまった。 「太陽クーン、起きてー」 「·············ん」 「起きないならこのままヤッちまうからな、ほれ」 「······ん、っ、あぁぁ!?」 襲ってきた快感、枕に顔を埋めて声を抑える。 うつ伏せになってるから朧も見えなくて顔だけ振り返った。 「な、にして···っ」 「寝起きドッキリ」 「ふざけ···っひっい、あ!!」 「ふざけてねえよ」 いやいやふざけてるだろ。 寝てる奴をモノ突っ込んで起こすか普通! 「や、ぁ、あ!」 「こら、逃げんな」 上へ上へと自然と逃げてしまってたらしく腰を掴まれてグッと奥までモノを入れられる。荒く息をしてると覆いかぶさっきてキスをされた。 「朧が寝てたから、起こさないで、あげたのにっ」 「起きてたぞ、本当は」 「も、最低っ、!!」 腕を後ろから引っ張られて膝立ちのようになる。 背中側からホールドされてベッドに横になれない、中で当たる場所が大きく変わって前立腺をゴリゴリと擦られてしまう。 「ひゃ、ああああっ!!これ、だめ、当たってる、ぅああ!!!」 「当ててんだろうが、気持ちいいだろ?」 「無理、あ、イく、イッちゃ···、────ッッ!!」 後ろだけでイッてしまってがくりとベッドに倒れ込む。 余韻で震える体、背中にキスが落とされて、時々チクリと痛みが走る。 「太陽」 「な、なに、」 「落ちんなよ、まだまだだぞ」 「やだ、も、しんど···っっ!!」 1度モノが抜かれたと思えば体を仰向けにされてまたモノが入ってくる。ガクガク震えてると頭を撫でられて頬にキスをされた。 「大丈夫だ」 「だ、いじょうぶじゃ、ない」 ふふっと笑った朧、朧が笑うと中に振動が伝わって感じてしまう。だからそれを唇を噛んで耐えた。 「噛むな」 「んっ」 唇を舐められる。そのままキスをして、舌が入ってきて、気持ちいいなって思ってたらグンッと不意に強く中を突かれて声も出せずに震える。 「ん、んむ、ぅうっ···!」 キスをされたまま律動されるとわけがわからなくなって、シーツを強く握って与えられる快感の中で自分の意識がちゃんと保たれるようにしていた。 「こら、縋るのは俺だけにしろ」 「あ、ぁ、っ···朧、朧っ」 「そうそう、上手だ」 また、キスをされながら、今度は俺のモノをグッと握って激しいくらい上下に扱かれる。すぐに達してしまって、朧もイッたのか中がじんわり熱くなる。そうして脱力してると「これ、入るんじゃねえの?」と独り言を漏らす朧。俺はそれをケツにだと思ってそれなら朧の所為である程度は···と気にしないでいたのにモノを握られる。 「な、に」 「ここに、これ」 「む、無理無理!やめろ!」 「大丈夫だから」 朧が手に持ってるのは綿棒。 それを俺のモノの先端に近付けてくる。 「されたことあるか?ここの中」 「な、い」 「なら俺が初めてだなぁ、力抜いとけ」 「いや、やだやだっ」 抵抗してたのにいざそれが先端に触ると体が動かなくなる。 見ないように見ないように!と枕を顔に押し付けた。 「ひぃ、い、いた、痛いぃっっ!!」 「暴れんな、中傷つくぞ」 細い管の中に綿棒なんで突っ込まれて、そりゃあ痛いに決まってる。先端付近でグリグリ動かされたと思えば中に入ってきて痛くて涙が出た。 「ここでもっと感じれたらいいのにな」 「や、やだ、も、抜いて···ぇ···」 「ああ」 素直に抜いてくれた朧、枕を退かされて顔を見られる。きっと今は涙でぐちゃぐちゃだ。 「悪い、痛かったな」 「ん、ん···っ」 「眠いか?」 「ん···死ね」 「え?太陽?ごめんって怒らないで。太陽くーん」 そのあと、朧が何かを言ってたけど俺はついさっきまで眠っていたからか、突然襲ってきた睡魔に負けてまた眠ってしまった。

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