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第57話 R18
「だ、め···も、無理···」
「あと1回」
「···あ、も、···ひゃ、ぁっ···うぅ···」
トントンと奥を突かれる。
その度に声が出て気持ちよくてたまらない。
何回イッたっけ?射精をしたのとドライでと、もうわかんないや。
「あ···あぁ···スタミナ、バカ、だ、ねっ···はぁ、ぁん···」
「うるせえな」
「あ、そこ、やだ···!また、またイくから、やだぁっ!!」
嫌って言ってるのにそこを突いてくる。
言った通り、射精をして···もう透明になってしまってるものを吐き出す。途端兄貴は俺のそれを掴み先だけを擦ってきた。
「いや、ぁああ···!やだ、やめて、嫌だ、無理ぃっ!イったばっかり、っっ!!」
「お前と赤石の代わりになるって話をした日に色々調べたんだぞ、俺。」
「あ、だめ、だめ!!やだ、なんか、変ッ!」
「変じゃねえから、とりあえず気持ちよくなってろ」
「ひぃッ!あ、くる、も、きちゃっ···あ、あ···ああぁァア!!」
男もイッたあとの中心を弄られると潮を吹く。
それはなんとなく知ってたけど、本当なんだな、今身をもって理解した。
「ひど、いよ、クソ兄貴···」
「あ?もう1回?」
「言ってない!そんなこと、言ってない!っ、ぁあ!!」
絶対楽しんでるだろ!!潮吹きが終わらないのにまた弄りだしてもうわけが分からなくなる。意識が遠くなってきて、2回目の潮吹きをしたと同時、意識が飛んだ。
***
「······ん」
「起きたのか」
目を覚ましたら自ら吐き出した液体で汚れてた俺を風呂で洗ってくれてる兄貴。それが終わると兄貴に凭れながら浴槽に浸かった。
「あんなに激しいの初めてだよ···」
「そうなのか?俺はまだ全然···」
「絶倫」
言葉を遮ってそう言ってやるとケラケラ笑いだして変なの。俺のお腹に腕を回してくるから、もっと座椅子みたいに兄貴に凭れてやる。
「はぁ···」
「眠い?」
「うん、気抜いたら寝そう」
「運ぶの面倒だから起きとけよ」
「寝ないよ。···ねえ、下半身の感覚があんまり無いんだけど」
支えてもらいながらじゃ無いと歩くのは厳しいかも。
浴槽を出て軽くシャワーを浴びたら体を拭いて兄貴のスウェットを着た。
「んー···やっぱり、ちゃんと歩けない」
「ほら摑まれって」
兄貴に掴まって支えてもらいながらベッドに行くとシーツも何もかも綺麗になってて心置きなくそこに大の字で寝転んだ。
「んぁー···眠たい」
「ちょっと端寄れよ」
「ん」
ゴロンと1度転がって兄貴の寝るスペースを作る。
兄貴に背中を向けてた俺はさあ寝よう、と目を閉じたのに、そんな事構うことか、とお腹に腕を回してくっついてくる兄貴。
「ん、何···?」
「寒い」
「ふーん」
兄貴はそう言って俺を抱きしめたまま、眠りについた。
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