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第151話 架月side R18

「太陽今日学校で怒っちゃったんだって」 「太陽が?何で」 兄貴と晩飯を食べ終わった後、いつの間にかきていた凛ちゃんからのメッセージを見て驚いた。普段温厚で優しくて明るいあの太陽が怒るのは珍しい。我慢して我慢して、募った不安や苛立ちが爆発する。それがいつもの太陽の怒るときのパターンだ。 「えっとね···ああ、朧が帰ってこない不安と、凛ちゃんと軽い口喧嘩したのと、喧嘩してたクラスメイトが太陽を巻き込んだらしいよ」 「それで?」 「なんか、相手は鼻血出して泣いてたって」 「···太陽が人を殴るのはあんまりねえし、大丈夫か?」 「うーん···凛ちゃんが言うには多分大丈夫だと思うよ。それに朧が帰ってきたら太陽は多分泣いて全部話してスッキリするだろうし」 ふわっとこぼれたあくび、目元に浮かんだ涙を拭って明日はちゃんと学校に行こうって早めにお風呂に入る。けど、俺より後に風呂に入って、上がった兄貴を見たら何だかムラッときて、兄貴に近づいてキスをする。 「兄ちゃん」 「ん」 兄貴の腰に腕を回す。何回もキスをして、強請って···としてると気づけば壁に押し付けられて激しいキスをされていた。 苦しくなって兄貴の胸を押すと俺の頬をスッと撫でてから離れていった。それから気づいた違和感に下を向くとちょうど股間のところにテントが張ってある。 「あの、兄ちゃん···」 「ん?」 「た、勃った···」 「だから?」 「···ぬ、抜いて、ください」 恥ずかしいから、俯いてそう言うと兄貴がフッと笑って気がした。壁を背中につけてしゃがみ込んで「うぅ···」と耐えてると甘く名前を呼ばれて顔を上げる。 「こっち来い」 ソファーに座る兄貴に呼ばれて素直にそれに従う。兄貴の膝の上に座らされて背中側から抱きしめられたかと思うと手が履いていたスウェットと下着を無視して中に入ってきて、勃ち上がったそれに触れた。 ビクビク震える俺を抑えるかのように前に回されている腕に力がこもる。 「あ、や、出る···っ、」 「出せばいいだろ」 「っは、ぁ···っン!」 欲が出た途端、体から力が抜けて兄貴にもたれ掛かった。 ボーッとしてると吐き出したそれをそのまま後孔に塗りつけられる。 「あ···っ、」 「おい、力入りすぎ」 「び、っくりしたんだよ···すると思って、なかったから···ンッ」 「いつもみたいにできるだろ」 いつもみたいにっていうけど、体勢が違うから中に入った指の感じもいつもと違うくて当たる場所も違うくて、軽くパニックになってる。 「ねえ、この体勢、やだっ!」 「あ?」 「いつものがいいっ」 そう言うと中に入ってた指を抜かれてベッドに連れて行かれる。そこで押し倒されてキスをされて、さっきの続きから始まる行為。ため息にも似た息が漏れた。

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