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第168話 R18
連れてこられたのは簡素な部屋。
生活に必要最低限のものしか置かれてないそこに連れてこられて思い切り背中を押され後ろ背に拘束されてる手のせいで思い切り胸を打った。肺から空気が全部押し出されたような感覚になって激しく咳き込む。
「お前が大人しくしてたらあの金髪には手を出さねえ、約束してやる」
「っ、本当に?」
「ああ、だから俺たちの言う通りにしろ」
前髪を掴まれグイッと引かれる。
至近距離でそう言われた後、腹を蹴られて蹲った。
「おい、あれ打て」
「はーい」
リーダー格の強面がチャラチャラした男にそう指示をする。そいつは細長いケースから注射器を取り出して俺に見せびらかすようにそれをゆらゆらと揺らす。
「これ、なーんだ」
「っ、」
頭の中はとっくにパニック状態だ。
もしかしてそれはいけない薬なんじゃないか。それを打たれるのか?そんなの、嫌だ。···だけど、大人しくしてないと太陽が危ない。
歯を食いしばって助けを求めたいのを我慢してると注射の針が腕に刺された。
「や、だ···」
「気持ちくなれるよ」
ゆっくりゆっくり、液体が体の中に入っていく。
呼吸をするのも忘れてその様子を見ていた。
「さあ、始めるか」
「まずは──···」
強面の男が俺を引き摺って白いベッドに乗せた。そこで手の拘束を解かれた後、すぐにベッドヘッドに両手をくくりつけられる。
「服はいらねえよなぁ」
「っ、何する、気···?」
「何ってそりゃ···わかってんだろ?」
舌舐めずりをしたそいつは俺の服にナイフの刃を当ててサッと切り刻んでいく。いま、肌をかすった、地味な痛みが胸やお腹部分に走って眉を寄せる。
「血、出てんぞ」
「誰のせいだよっ!」
「さあな」
下も、全部脱がされて生まれた時の格好のまま。
できたばっかの傷を指でなぞられる。
ピリピリした痛みが走る中で違う感覚が生まれてきてるのがわかって、それに気づかないように「痛い」と言葉を発した。
「なあおい、さっきから痛いつってるけどよ、こっちは反応してんぞ」
「っ!」
こっち、と言って触られた自分のモノ、途端甘い痺れが身体中を走り抜けた。
「さて問題、さっきお前に打った薬、あれは何でしょうか」
「っ、く、ぁ···ぁあっ」
「正解は媚薬でーす」
チャラ男がニヤニヤ笑って俺の体に触る。媚薬なんて生まれてこの方使ったことないし、触られるだけでこんなのになるなんて知らなかった。内股を撫でられただけでイキそうになる。
「や、ぁ···あっあ!」
「完勃ちじゃねえかよ」
「い、いく、いっ、ちゃ···う···っ」
中心を軽く撫でられるだけで達しそう。
やばい、もう、もう···無理
「あっ、あぁッ!!」
体がガクガク震える。
吐き出した欲を指にまとったチャラ男は俺の足を無理矢理開かせて奥にある秘所に指を突っ込む。最近は全然してなかったからそこは固く閉ざされてるはずなのに男の指を簡単に受け入れた。
「ひぃ、いぃ、あ、あっ」
「すごいキュウキュウだよ、指動かせないんだけど」
「や、め···抜けっ、あ···んぅ、ふ、ぁ」
「ちょっと力抜いてくんないかなぁ」
そう言って俺の内股を撫で上げそこに噛み付く。
突き抜けた感覚に頭がおかしくなったように甘い声を上げた。
「あ、ぁ···」
「こいつまたイッてんぞ」
「この薬強いから仕方ないんじゃない?」
「おいちょっとくらい我慢しやがれ」
そう言ってまだ欲を吐き出すそれの根元をキツく掴まれた。それが痛くて涙が溢れる。
「いた、い···っ、や、だ···ぁ、あ」
「ちょっと足閉じないでよ」
足を閉じようとすると無理矢理足を開かされて中に入ったままの指をグリっと中で動かされた。
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