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第194話 R18

「っ、はっ、はぁ···っ」 「太陽···好きだ、好き···」 「ああぅ···っ、朧、待って···ぁ、あンンッ」 二人繋がって俺の中には朧がいる。 久しぶりのはずなのに、朧が優しくしてくれたおかげで痛みはない。 「朧、抱きしめて···お願い···っ」 「ああ」 優しく抱きしめられるとただただ幸せで心地よくて涙が溢れた。 俺の中がウネウネと動き出して身体中が朧を求めているのがわかる。 もっと、もっとたくさん欲しい。 「あ、あンンッ、も、っと···もっと、ちょうだいっ」 「はぁ···っ、太陽悪い、余裕がない」 「いいから···朧の、好きなようにしてっ」 動き出した朧に頭の中はフワフワになる。 気持ちいい。朧にキスをすればそれに応えてくれて、好きっていえば好きを返してくれる。 これがどれだけ幸せなことかを、俺はつい最近やっと知って、だから今は涙が止まらないくらいに朧が愛おしい。 「んっ、ふぁ、あっ、あ···朧、朧ぉっ、きもち···?いい···っ?」 「ああ。気持ちいい。好きだ太陽」 逞しい腕に抱きしめられる。 そうして俺の意識が薄れるまで朧に愛されて、次、目を開けた時明るい日差しと朧の安心したような寝顔を見て、幸せを感じた。

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