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第2話

あいつと出会ったのはある出会い系サイトだった。 相性診断をしてくれるサイト。 とはいえやはり俺みたいな真剣な出会いより体目的の人が多いわけで…数人と直接会ったりもしたけどこれといった人とは出会えなかった。 次で最後。うまくいかなければ諦めようと思って最後にもう一度と相手を探す 「メールしませんか?」 たった一言の掲示板のメッセージ。何だか妙に気になって連絡をすることにした。 「メールしませんか?」 それから何でもない内容もそんなにないようなメールのやりとりを数日続け会うことになった。 またやり目だろうか?今そう言うのはいらないな… 純粋にパートナーを見つけたい…唯一の人を… 柄にもなく緊張しながら待ち合わせ場所に着くとそこにはとても綺麗な人がいた。 周りが彼を見ては頬を染める。声を掛けるやつらだっている。 彼が…相手?いやいやいや…こんな極上の人間があんなサイト使うはずない。 相手がくるまで目の保養でもしておこうと隣に行く。 近くで見ると彼の美しさは圧巻だった。どこか影のある様子が美しさに更に艶っぽさをプラスしていた。 凄い…圧倒的なオーラに尻込みしそうになる。 いやいや。そんなこと言ってる場合じゃない… 「今到着しました」 一応連絡を入れる。 「俺もつきました。」 「どこですか?」 キョロキョロと見渡すと隣の人もキョロキョロ…そして目が合った 「もしかして…みいさん…ですか?」  「はい。しーさんですか?」 「はい」 まさかのことだった。こんな綺麗な人が…何で? 「改めまして…初めまして。咲坂しおりです」 「初めまして。美晴です…」 「場所移動しましょっか?」 しーの提案に頷いて近くの喫茶店に入った。 それから他愛ない話をしてその日はふらふらと街ブラなんかして夕飯を一緒にとってそして 「今日はありがとうございます。楽しかった」 「うん。俺も楽しかった。しー。」 「ん?」 「またメールしてもいい?」 「俺でよければ」 しーはふわりと笑う。…あぁ…本当に…綺麗だ…俺のものにしたい…俺だけのものに…一緒に生きるのは彼がいい。 こんなに一緒にいて心地いい人は初めてだ…このまま…帰したくない…だけど…まだ…まだ待つんだ…焦るな… 「家に帰ったら連絡ちょーだい。しーは美人だから心配だよ」 「ふふっ…何それ…俺男だよ?大丈夫だし」 「…無自覚イケメンめ…」 「ん?何?」 「何でもない。じゃあまた」 その日はそれで別れた。 その日から毎日のようにメールや電話でやり取りして少しずつ少しずつ距離を詰めていった 次第に会う頻度も増えてきたけど先には進めないでいた。

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