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第8話 一目惚れ

ソファの背もたれにクッションを置き、身体をを預ける体勢を取りながらエストレヤを引き寄せ隙間なく抱き寄せた。 エストレヤの細い腰に腕を回し手を組んでいた。 エストレヤは緊張しながら俺の胸に身を預けていた。 「なぁ、エストレヤってクラスは何処だ?」 「ぼ、僕はっ」 「エストレヤ態々顔をあげなくても良いよ」 エストレヤは返事をするために頭をあげ距離を取る。 「会話をする時は相手の目を見る」を真面目にしている奴だ。 真面目すぎるエストレヤの頭を撫で付けながら俺の胸に引き戻す。 再びエストレヤが緊張しながら俺に身を預けていく。 いずれ慣れるだろう。 「それでクラスは?」 「ぼっぼくはっBクラス」 「ふぅん、俺はDだったっけ?」 「そうです」 「離れてんな」 「…ぅん」 「お前の事、教えろよ」 「僕?」 「そっ」 「僕は…普通の…」 「…普通の?恋人は?」 「いないです」 「婚約者はいないんだよな?」 「はい、いません」 「爵位は?」 「侯爵家です」 「侯爵?なら婚約者いてもおかしくないだろ?誰か婚約したい奴でもいたのかよ?」 「…ぼ…僕は…その…」 「ん~?」 「…ごめんなさい」 「どうしたんだよ」 「僕はその…王子の…第二王妃の座を…」 「あぁ、それか。」 あれだけ不仲ならそう考えるのって普通なのかもな。 楽して良いとこ取りは誰もが望む。 「お二人の関係を引き離そうなんて考えてなくて…に二番目…に…」 「もう気にすんなよ、それにあっちはあっちで自由にやってんだから。」 慌てたように俺から離れ説明するエストレヤを宥め、再び抱き寄せた。 「………。」 「お前まさか、まだ第二王妃狙ってんのか?あの金髪野郎が良いのか?」 「ね…狙ってません、もう…」 俺が抱きしめ動きを封じていたので、顔だけで必死に訴えてきた。 「本当か?あの金髪が目の前に現れて婚約してくれって言われたら断れんのか?」 「…えっ?」 「エストレヤ」 まさか受けんのか? あんな浮気野郎を。 「そんなこと絶対に無いっ」 「それはどっちだ?絶対に断るって意味か?それともあの金髪野郎がエストレヤに迫らないって意味か?」 「金ぱ…王子は僕の事なんて認識していないかと…」 「そんなもんわかんねぇだろ?」 見た目が良くて可愛い性格ならあの金髪野郎なら可能性がある。 隣にいたピンク頭は顔だけは良かったからな。 「無いです…。もしあったとしても…良いイメージでは…。」 なんか有ったのか? 「ふぅん?」 「それに僕は…もう王子を望みません…だから…グ…グラキエス様…」 「ん?なんだよ」 エストレヤの目って良いなぁ顔中にキスしたくなる。 「僕の事…すっ捨てないで。」 怯えてる表情だな…誰かに捨てられた経験でもあんのか? 「…ふふっ、お前が俺を捨てても俺がお前を離さねぇよ。」 「ほっ本当ですかっんっんっあむっんっふっふぅんっはぁっ…あっ」 俺のキスに懸命に応えようとするいじらしさ、エストレヤには大きい俺の服を脱がすのは簡単だった。 服を脱がす一瞬唇が離れんのってもどかしいよな。 俺の唇はエストレヤの唇に戻らず、首筋を辿り鎖骨を通り胸に到着する。 恥ずかしがりながらも抵抗はせず、邪魔になら無い程度に身体を隠す仕草は暴きたい欲を駆り立てられる。 天然か魔性か、狩りの獲物を追い掛けているようで俺が巣穴に引き込まれているような感覚に陥る。 噛み痕を残すのはコイツは俺の獲物だという証拠。 万が一コイツの裸を見られても、どれだけ喰われてるか分かれば相手に躊躇いが生まれるはず。 「ぁんっあんっぃたっ…」 痕を残す事ばかりでまたしても、やり過ぎた。 細い身体が逃げないよう抱き締め、噛み痕を残していたらしい。 エストレヤの身体に残る噛み痕に満足しながら、付いた噛み痕を優しく舐める。 痛みを与えた後に優しくするなんてDV男の典型みたいだな。 エストレヤは震えながら俺の頭を躊躇いがちに抱き締めてくる。 「エストレヤの身体触ってると加減が出来なくなる。」 言い訳だな。 「…グ、グラキエス様?」 「だから、痛かったらすぐに言え。お前の身体を求めすぎで止めらんねぇんだよ。エストレヤが止めてくれなかったら、俺はエストレヤの身体を貪り続ける。」 「貪っ…ぼく…の身体を?」 「あぁ、でないと…」 「…でないと?」 「ベッドから出さねぇから。」 エストレヤの耳元で囁けば顔も胸も朱に染まった。 「顔が赤いな?なに考えた?」 「ふぇっ?…ぇ…ぁ…」 「エッチな事か?」 「………んっ」 小さく頷き白状する姿は、淫猥さを知らない無垢しかない事を知る。 「今からしよっか?」 「…ぇ?」 「エストレヤが想像したエッチな事。」 返事を待たずにエストレヤをソファに寝かせ、緊張しながら俺の次の行動を確認していた。 ズボンを脱がす時もパンツを脱がす時もエストレヤは腰を浮かせ協力している。 俺を避けるように足を開かせた状態にさせた。 エストレヤは裸でソファの上に横になり、閉じることが出来ない足に代わり自身のモノを手で隠す姿を上から見下ろしていた。 緊張している表情がまた興奮する。 次はなにされるのか、小さな頭の中ではいろんな妄想が繰り広げられているんだろうな。 少し覗いてみたい。 「エストレヤ…綺麗な身体だ」 「…ぁ…んまり…見ないで」 困惑の表情から羞恥の表情へと変わり、ゆっくり焦らすように覆い被されば瞳を潤ませ視線を泳がし逃げようとする。 「エストレヤ」 名前を呼べば視線さえも捉えることが出来た。 逃げる事は許さない、追い詰めたくなる、捕まえたい。 顔を近づけると雰囲気で瞼を閉じる。 キスすることなくキスを待ち続けているエストレヤの綺麗な顔を見続けていた。 いくら待ってもキスが来ない事に瞼が開き俺を確認していた。 なんとも言えない表情がまた可愛い。 「可愛い顔。」 「ぇっ?…ちゅっちゅっぁむっんっんっはぁっんっふぅんっん」 不意にするキスって良いな。 軽くキスをしてから深く重ねた。 キスに意識を逸らしお尻を解し始めた。 先程までしていたとはいえ今は確りとキツく絞まっている。 自身のモノを隠していた手は俺の肩を掴みながら眉間に皺を寄せキスを受け入れていた。 一度指を抜くと、うっすらと瞼が開いた。 不安な表情のエストレヤに笑顔を見せた後、見せつけるように既に反応しているエストレヤのモノを口にした。 口に含む瞬間エストレヤが息を飲むのが聞こえたので、態とらしく「ちゅっ」や「じゅる」っと音を出し煽った。 恥ずかしくて見てはいなくとも音は届いているはず、音を意識した愛撫を続けた。 顔を背け両腕で顔を隠している姿を見ると無理矢理にでも暴いてやりたくなる、隠している腕の下の表情を。 そこで一旦止めエストレヤから離れベッド脇まで行き香油を手に取った。 俺が居なくなり不安になったのか、エストレヤはソファ越しに俺を確認していた。 ソファで身体を隠しちょこんと顔だけ出している姿は可愛いとしか言えない。 近づきソファで身体を隠しながら俺を見上げる姿、見下ろしている俺からは裸の全身が見えていることに全く気付いていない純粋さ。 後頭部に手を添えれば次に何が起きるのか予想できるようになっていた。 唇が触れる直前まで瞼を閉じなかったのは先程イタズラした所為かもしれない。 今度はイタズラせず唇に触れた。 「んっふっんぁむんっんっふぁっはぁはぁはぁ」 唇を離しソファに回り込むと艶かしい姿のエストレヤが存在していた。 瞳を潤ませ僅かに開いた唇からは誘うように舌を覗かせていた。 輝くような白さを放つ身体を淫らに晒しながらも清らかさを失わない姿。 目眩がする程の美しさだ。 これで理性を失わないのは、エストレヤが穢れなき美しさを放っているからだな。 エストレヤの身体には無数の噛み痕やキスの痕が残っていた。 香油をテーブルの上に置き、美しいエストレヤに覆い被さり滑らかな裸に触れる。 胸にも吸い付きたいが、未だに赤みが残っている。 俺が加減をせずに好き勝手にしてしまった所為だ。 エストレヤ自身からは既に透明な液がタラタラと垂れ始めていた。 躊躇うことなく唇を寄せ舐めとりながらクッションを腰の下に入れた。 エストレヤからは淫らな喘ぎ声が生まれる。 香油を手に取りエストレヤの秘められた場所に流し込む。 甘い香りが辺りを包み、吸い寄せられるようにエストレヤの中に入り込んでいた。 数時間前までいたそこは、すぐに俺を思いだし受け入れていく。 腰を打つ度に甘い喘ぎ声が響いて、俺を駆り立てる。 体力の限界も近いのかエストレヤは顔を隠すことも声を抑える事もなく快感に操られていた。 一際喘ぎ声が上がったと思えば白濁したものを飛ばしていた。 エストレヤはかくんと意識を手放していた。 その姿を目撃していたのに俺の腰は止まらずエストレヤの中に居続け満足した頃に勢い良く注いでいた。 引き抜くと俺の不埒な行為を責めるように白濁したものがエストレヤの中から垂れてくる。 エストレヤの顔を覗き込めばうっすらと涙が見えていた。 また、泣かせてしまっていたらしい。 涙の痕を舐めとり誓いのキスを贈った。 完璧にエストレヤにハマり手放すことが出来なくなっている。 愛は時間ではないことを知った。 今まで経験したことのない、一目惚れなのかもしれない。 この世界の事をもっとよく知らなければならないと実感する。 エストレヤを手放さないで済むように。 侯爵家で王子の第二王妃を狙っていたと言った。 エストレヤの意思でもあったが、親のが強いだろうな。 婚約の打診をしても通るかどうか分からないな…。 エストレヤを綺麗にしベッドへ連れていった。 服を着せてやることは簡単だったが朝起きた時姿を消す可能性もあると考え、裸で寝かせた。 今更だが俺も裸になりエストレヤと共に寝た。

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