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第21話 急に弱気
イラつく程授業に集中した。
授業の合間合間も煩悩との戦いで、他の事で頭を埋めたいのに瞼を閉じればエロい姿のエストレヤが俺を誘ってくる。
日本人だった時もこんなのは知らない。
思春期からか?って思っても死ぬ瞬間俺は思春期と言える年齢だった。
俺は今本気の恋愛をしているのか?
そうなるとエストレヤは俺の事どのくらい思ってるんだろうか?
俺と同じ…とは言わないが、俺がキスを我慢してるのとか気付いたりしてんのかな?
俺がやりすぎて、もう別れたいとか思ってねぇよな?
エストレヤの気持ちって…。
やべぇ、負のスパイラルに入りそう。
俺って…めんどくさい奴だったのか?
だけど考えれば考えるほど悪い方向にいっちまう。
婚約話は何処まで行ってるんだ?
進めておくって手紙は昨日来たから、今日決まるなんて事はできないだろうが近いうちにエストレヤの家に打診しているはず。
エストレヤはなんて答える?
金髪野郎が良いとか言わないよな?
エストレヤを疑う訳じゃねぇけど、実際エストレヤから求められたことは…一度もない…。
エストレヤの本音を聞く前に婚約の打診して良かったのか?
公爵家からの婚約は侯爵家は断り辛いよな…金髪野郎の第二妃を狙ってるのはエストレヤより親だろうな…。
貴族社会は王家との繋がりを欲するものなんだろう…婚約…出来っかな…。
連休前にエストレヤと真面目な話するを必要があるよな…。
それから俺はキスやエストレヤを抱くことを自制した。
キスマークに噛み痕、せめて体力が完全に戻るまでは…。
それでも毎回俺の部屋には連れ込んでいた。
風呂場では拷問のようだったが、エストレヤの身体の痕を確認してしまうと自ずと冷静で居られた。
エロい事抜きにエストレヤの身体を洗っていく。
不意に顔が近付きキスしたくなるも必死に我慢した。
二人で湯に浸かり初めて寛いだかもしれない。
向かい合うように俺の膝を跨がせエストレヤの腰に手を回し引き寄せていている。
俺の胸に手をつきリラックスし安心しきった表情。
その後もエストレヤと穏やかな時間を過ごし、眠る時もエロい手付きはなく優しくを心がけ抱きしめて眠った。
眠るエストレヤを確認し頬にキスをする。
「俺…もつかな…。」
ベッドから一人抜け出し、トイレへ向かった。
これからトイレで慰める日々が続くんだろうな…。
一人慰めるのは虚しいが、しなければエストレヤを襲っちまう。
エストレヤが目の前にいるのに手が出せないのはキツイ。
婚約が決まるまでの辛抱だ…。
安心しきって眠るエストレヤの横で俺は寝れるのか…。
再びベッドに戻ると、俺がいた場所は温もりが消え冷えていた。
冷静になるのに大分時間が必要だったらしい。
俺が戻れば無意識に温もりに寄ってくるエストレヤを息を止めて見つめた。
ゆっくり深呼吸してエストレヤの肩に触れるも抱きしめずに煩悩と戦い眠りを求めた。
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