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第126話 個別室 グラキエス イグニス の崇拝者

グラキエス様とイグニス様は僕の理想であり目標だった。 二人がどんなことをしているのか常に観察し、あの二人がしたことを多くの婚約者達が真似ていた。 僕もその一人だった。  今日は二人が寮ではなく別のところに向かって居たので、気になって後をつけてしまった。 二人はあまり使われない個別室の方へ歩いていく。 急いで確かめたかったが既に先客がいて、確かめたいのになかなか退いてくれなくてやきもきした。 程なくして彼の婚約者?が現れ二人で部屋を覗き、身体を寄せながら隣の個別室に入って行った。 僕もグラキエス様とイグニス様の部屋で何が行われているのか気になって仕方がなかった。 静かに足早にグラキエス様とイグニス様がいる個別室に向かった。 閉まっていた扉を静かに開け中を覗き見た。 グラキエス様の後ろ姿とイグニス様の生足が見え、官能的な声を耳にした。 一瞬にして状況を理解し、僕は廊下にへたり込んでしまった。 放心状態になりかけるも、中からイグニス様が声が聞こえそっと扉を閉めることが出来た。 僕は前のめりになりながらその場を離れた。 ふと気になったのが、僕より先にあの光景を目撃した二人。 あの二人はどうしたんだろう…。 興味本意で隣の個別室も確認してしまった。 「………」 後から抱きしめている光景に彼らもグラキエス様達に触発されたんだと思ったけど、良く見るとエロティックな関係だった。 僕と婚約者は中庭で肩を寄せ合うまでしか出来ておらず、その先がなかなか進めなかった…やはりどこか人目を気にしていたから。 本当は僕だって婚約者の彼にもっと触れて欲しかった。 グラキエス様達や彼らもここで触れ合っているんだと知り早く婚約者に知らせたくなった。 ここでなら僕たちも…出来るかも。 「………」 どうしよう…立てない。 いや正確には立っちゃった。 二組の刺激に僕のモノが刺激され、はしたないことになっている。 扉がいつ開くか分からなかったので早く立ち去りたいのに動けない。 きっと中の様子からするとすぐには出てこないだろうが、その場を離れないともっと大変なことになりそうだった。 座りながら扉から遠ざかり、気持ちや色々なモノを落ち着かせた。 立ち上がれるようになってから移動し、鞄で隠しながら婚約者の元へ急いだ。 婚約者の部屋につき、かなり動揺してしまいノックをする事なく扉を開けてしまった。 彼は一人部屋なので、見てきた事を包み隠さず話した。 「それで今度は何するんだ?」 「明日の放課後、個別室に行こう。」 「………わかった」 二人に憧れて翌日個別室に挑んだ。 結果から言うと、僕達も彼らの仲間入りすることが出来た。 グラキエス様達と隣の二人、更に僕達も加わり放課後の個別室はそう言う場になりつつあった。 中庭に続き個別室、グラキエス様は次はどんなことをしてくれるんだろう。 まだまだ目が離せず、二人は注目の的だった。 余談だか最近では、彼らと同じことをすると幸せになれると婚約者達の間で広まりだしていた。

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