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第137話 俺が忘れるかよ
俺が父さんと話しているとエストレヤがもぞもぞと動き出した。
確認すると俺の上から退こうとしている。
自身がどんな状態か分からないはずがないのに、本当に降りる気か?
「エストレヤ、動くな。」
「ぁっはい。」
エストレヤの腰を強く抱き寄せ、俺から逃げようとするのを諦めさせた。
「エストレヤ…。」
「ぅん?」
「俺…生きてるよな?」
「生きてるよ…アティは生きてる。」
「なら…強く抱きしめて。」
「うん。」
そういうとエストレヤは俺を強く抱きしめた。
寝ていたので時間の感覚なんてないのに、抱きしめるエストレヤの温もりを久しぶりに感じた。
落ち着く…。
「食事の準備をしておく、その間二人で話なさい。」
「はい」
父さんの言葉におっさんも不満無く出ていき、エストレヤと二人きりになった。
「エストレヤ三日も眠ってたって聞いたけど、ずっと側にいてくれた?」
少しだけ腕を緩めエストレヤと視線をあわせた。
「…うん。」
「キスは?してくれた?」
「ぅん」
眠ってる俺にキスしたのか尋ねただけなのに、恥ずかしそうに頷いた。
「そっか…どんな風に?」
「どんな?…ちゅって…。」
「やって。」
「…ぅん」
眠る俺にしエストレヤからのキスは優しく唇が触れるものだった。
唇がエストレヤの唇だと感じると一瞬で離れてしまった。
そんなんじゃ目覚めねぇだろ。
「舌は?」
エストレヤが眠る俺にエロいキスをしたのか興味が湧いて聞いた。
触れるだけなんだろうな~とは思いながら、エロいキスをエストレヤがしていたら興奮と迄はいかないがかなり嬉しくはある。
「ぃっ入れてないよっ。」
なんで照れてんだよ、今までに何度もしてんだろ。
「入れてないのかよ?」
「ぅん…」
「他には?」
「他?」
「俺のこうやって触ってくれた?」
既に固くなっているエストレヤのモノを握った。
「ぁんっ触って…なぃっ。」
久し振りのエストレヤのエッチな顔。
「触ってくれなかったのか?」
「アティ…眠ってたから…。」
「触って良かったのに…。」
「………」
「俺の身体はエストレヤのもんだ。」
「…僕の?」
「あぁ、そんでエストレヤは俺のもんだよな?」
「…ぅん。」
照れながら頷くエストレヤは俺の知ってるエストレヤだ。
たった三日だが、変わってなかった。
「なら、これから俺が何しても構わないよな?」
「ぅん」
エストレヤの首筋に軽くキスをしながら、ズボンとパンツからエストレヤのモノを手探りで探し出した。
「ん?エストレヤ」
「なぁっに?」
気持ち良さそうな声で返事が来た。
「これ、俺の服じゃねぇよな?なんで?」
「ぁっこれはお父様が…。」
「んぁ?」
「あっあの…ちゃんとサイズの合ったものを着なさいって…。」
「あのおっさん…。」
俺が態とエストレヤにブカブカの着せてんの分かってんだろうが。
余計なことしやがって。
「ほら脱げよ。」
「はっはい。」
服を捲ると、エストレヤも協力的に脱いだ。
「エストレヤは俺の服を着てれば良いんだよ。」
「ぅん…それとね…。」
「なんだよ?まだあんのかよ?」
他にも言ったのかあのおっさんは。
「その…首や見えそうな所に痕を付けるのも…。」
俺に遠慮してんのか目もあわせずに濁しながら、俺が痕を付ける行為を否定した。
「付けるのもなんだよ?」
「辞めなさいって…。」
あのおっさん。
息子離れしろよな。
「エストレヤは辞めて欲しいのか?」
「…僕は…。」
「服も痕もエストレヤは俺のもんだって証なんだよ、それが嫌なのかよ?」
「嫌じゃないっ…証…だったの?」
「気付かなかったか?」
「…ぅん」
俺が痕を付けても服を着れば完璧に隠れてるって思ってそうだよな。
態と見えそうな所だったり、シャツでは隠れない所に付けてんの分かってなかったんだな。
「エストレヤを狙ってる奴に「こいつは俺のもんだ」って俺が傍にいなくても分かるようにしてんだよ。」
「そうだったの?」
「そうなんだよ…はぁ…痕…薄くなっちまったな…。」
態と落ち込むようにし、痕を優しく指でなぞった。
「……アティ…痕…付けて…。」
「いいのか?おっさんに止められてんだろ?」
おっさんに止められても付けるけどな。
「…痕…付けて欲しい…アティのって証…欲しい。」
「分かった。」
エストレヤって素直でいい子だよな。
望み通りの展開に満足し、エストレヤの首に噛みついた。
「ぁん…んぁっんんふんん゛ん゛」
吸血鬼のようにエストレヤの首を噛み吸い付いた。
場所を変え、どの角度からでも見えるよう沢山痕を残す。
おっさんの歪む顔が頭に浮かび、尚更色濃く痕を残した。
「んぁっ…あっ…アティの証…付いた?」
「ん~もうちょっと。」
痛みも有るはずなのにエストレヤは健気に耐え、びくっと身体が反射的に反応するので何度も愉しんでしまった。
「…アッティ…んっん。」
「ん~。」
首にハッキリと付いたのを確認し、胸に移動し痕を残していく。
「アッティ…」
「ん~どうした?」
胸から首を通りエストレヤの口を目指し、辿り着くと食むようにキスを繰り返した。
「んっふぅんん…アティ…僕…もっ…付けたい。」
「ふっ、あぁ頼む。」
エストレヤが俺の身体に痕を付けるなんて初めてだ。
小さい口で俺の首を食んだ。
遠慮がちに噛みつかないようにペロッと舐めている。
擽ったくて身を捩ってしまいそうになるのを必死に堪えた。
そんなんじゃ痕付かねぇだろと思いながら一生懸命なエストレヤの好きにさせた。
「…アティ」
「ん?」
「…付かない。」
「んはっ…」
痕が付かないことに悲しそうにする姿は可愛すぎた。
「アティ…」
「舐めるんじゃなくて吸うんだよ。」
「吸う?」
「そっ」
エストレヤは再び俺の首に口づけ、吸い出した。
「…ぁっ、付いた。」
付いただけで嬉しそうなエストレヤにキスしたくなるのは仕方がないと思う。
「エストレヤやりてぇ。」
「…ぅん…しよっ。」
「悪ぃ。」
「え?」
「本調子じゃねぇみたいなんだ。」
「ぁっそっか…そうだね…身体…。」
俺ができないと言えば悲しい表情をするも、体調を伝えれば俺を心配する。
「だからさっ、エストレヤがしてくんねぇ?」
「僕が?」
「そっ、エストレヤが俺のを舐めて、自分でここを解して俺の上に乗っかるの。」
「………」
「ダメか?」
「…だ…め……じゃない。」
「やってくれるか?」
「ぅん…する。」
自分で解してまで俺としたいと思ってくれているのかと思うと嬉しくてたまらない。
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