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第141話 約束
エストレヤと片時も離れずエロい事をしまくっていたら、あっという間に時間が過ぎ王宮へ行く二日後になっていた。
王宮へ行く朝は、エストレヤの方が落ち着きがなかった。
行く直前までエストレヤを抱きしめ安心させるよう心掛けた。
元婚約者で俺に薬盛ったり階段から突き落とすようなやつに会いに行くんだ、心配するのは仕方がないか。
「大丈夫だ。」
「………」
「帰ってきたら抱きしめてくれるか?」
「ぅん。」
「また、エストレヤが俺の上にのってくれる?」
「…ぅん」
照れながらも頷く姿が愛らしい。
「なら、解してるところ見せて。」
「………」
…流されなかったな。
「足を拡げてエストレヤの指を入れるところ見たい。」
「………」
「だめ?」
「アティって…すごく…エッチな人なの?」
「ふはっ今頃気付いたのか?」
今更の質問に驚いた。
至るところでエッチ目的で触ってきたつもりだ。
気付かれていないとは思わなかった。
「………」
「エストレヤ前にするとすげぇエッチになる。」
「…僕に…だけ?」
「当たり前だろ?他の奴のそんなもん見たかねぇよ。」
「…ぅん…良いよっ。」
「してくれんの?」
「…ぅん」
「なら、さっさと話し合い終わらせてくるよ。」
「ぅん、待ってる。」
馬車に乗る手前まで抱きしめ唇が触れていた。
離れる瞬間には尻を掴みエストレヤに刺激を送り「ぁっ」と感じるエストレヤの反応を楽しんだ。
「俺がいない間一人エッチしながら待ってろよ。」
「ぇっ」
「俺に見せる練習しとけよ。」
「…んっ」
素直なエストレヤは必ずするんだろうな…。
帰ってくるのが楽しみだ。
「俺の部屋使って良いから。」
使用人にも聞こえる声で伝えた。
「俺の部屋に案内しろよ」という意味を込めて。
「…ぅん」
顔を真っ赤にさせたエストレヤを残し馬車に乗り込んだ。
エストレヤの隣にはおっさんが待機している…。
俺の態度に文句を言いたいのか…だが神妙な面持ちだった。
俺が王宮に行くことをエストレヤより深刻に受け止めているのだろう。
婚約解消後に元婚約者からの嫌がらせを受けるなんて。
しかも相手は王族。
将来国王になるであろう人間に目をつけられたいるんだ、息子を大切に思うおっさんならこの状況を冷静に見極めなければならないと感じているんだろう。
実際、学園パーティーでは直接被害を受けた。
その後の学園生活もパーティーが原因でくだらない噂に苦しめられていた。
きっと、おっさんにも伝わっているだろう。
それらも今日で終わらせねぇとな。
「アティラン」
「…はい」
「今までの王子からの嫌がらせは婚約解消で憎まれているからと思っているのか?」
「………」
実際は違うだろうと感じている。
エストレヤの前では婚約解消で「憎まれ、恨まれている」と言っていた。
だが…。
「私も確信があるわけではないが、王子の行動は憎しみ・怒りから来ているとは思えない。アティランはどう感じているんだ?」
「あの時…俺が階段から突き飛ばされた時、「お前は私のだ」ってあいつが…まぁ、その前からそうじゃないかなぁって予感はしてた。」
「あの王子がね…。」
「あいつ、俺が記憶を失う前まで婚約者としての接触無かったんだよな?」
「あぁ、どんなパーティーでも誕生日にもエスコートも贈り物も無かった。アティランが何をしようと興味の無い素振りだったよ。」
「ふぅん、それが手を離れた瞬間に執着心か…。」
「…それもあるが、我が公爵家を蔑ろにし将来国にとって有益な人材を記憶喪失までさせたことで国王から何かしら有ったのだろう。」
「あっそういうね…俺をまた利用しようと考えているって事か…。」
「可能性はある…。」
「………」
「それと…」
「ん?」
「エストレヤ様を…あまり無理させるなよ。」
まさか父さんにまで言われるとはな。
確かに隠すこと無くあからさまだったのは認める。
おっさんを揶揄うのが面白くて。
「あぁ」
エストレヤやおっさんの事を話していれば和んでしまったが、これから面倒な相手と対峙しなければならない…。
外の雰囲気が変わり王宮についたのを感じる…。
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