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第17話
森はロキの村の周りとは違って、整備され尽くされていた。ロキは、きみ悪がっていたけど、俺は幼い頃、母が俺を抱えて走った森とにているため、平気だった。それに、ロキに少し勝った気がして俺はいい気になってズンズンと進む。そして、ついに俺たちは金木犀を見つけた。
「「あった!!」」
俺とロキは、顔を見合わせて喜ぶ。俺は走って金木犀を拾い集める。
「こんなところにいたのですか。グリシャ様!!王宮へ帰りましょう!」
突然、鎧を纏った男が俺の手を掴む。そいつは、王国の言葉を話していた。俺は振り解こうとするが、できない。
「ロキ、助けて!!」
俺はロキに助けを求めると、ロキはこちらに向かって走ってくる。しかし、もう1人の男がロキを押さえつけて、動けなくなってしまう。ロキは男の溝尾を殴って這い出そうとしたが、逆に溝尾蹴られ倒れ込む。酷い音がしてロキは口からゲロを吐く。俺もロキを助けようと、駆け寄るが羽交締めにされ動けない。そのまま、森の中でうずくまるロキから俺は離されていった。
「よく、戻ってきてくれた。我が息子、グリシャよ。」
王宮の中で俺は自分の父と初めて出会う。その男の視線は、ロキの父と同じように気持ち悪い熱をはらんでいた。
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