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11.
「ようやく出したか。腹の調子が悪いのか?」
「わ、わっ、ぅ⋯⋯」
「前は白いのが出てるな。興奮したのか?」
「⋯う⋯わ、ん⋯っ」
「だがおかしいな。メスのクセにオスみたいに射精 すのか?」
「う⋯ぅ⋯⋯」
疑いと険しく鋭い目つきで見下ろしてくる。
そうだ。今はメス犬としている。だから、このようなことがあってはならないのだ。
だが、男としての生理現象にどうやっても抗えない。
理不尽極まりない状況に、しかしその理不尽なことがまかり通ってしまう状況に静かに怒りを滲ませているらしい客の次の命令が下されるまで怯えた目で見上げていた。
「お前は自分がメスであることを自覚させないといけないようだな」
口にした客の声にビクッと震わせたのと同時に自身の耳を疑った。
何をされるのだろうか。
次に何をされるのか予想できない愛賀に、「面倒な事が増えたな」と悪態を吐いた客は「とりあえず綺麗にしないとな」とひょいと愛賀を抱き上げた。
急にされるとは思わなかったことに心臓が飛び出そうなぐらいに驚き、仰向けであったことから両手足を折り畳んで客の様子を伺っていた。
客が行ったのはトイレの隣の風呂場だった。
「こっちに尻を向けろ」
床に下ろした時、すぐさまそう言ってきた。
仰向けの状態で下ろされたが、鞭に打たれたかのようにすぐに体勢を直し、客に尻穴を見せるように臀部を上げた。
そうするなり、客が二本の指で穴を拡げた。
「浣腸のし甲斐がないぐらいクソが溜まってなかったな。⋯⋯ったく、さっきからケツの穴をヒクヒクさせやがって。本当にお前は淫乱な犬だなっ」
「⋯っわ、うっ!」
剥き出しの臀部に鋭い痛みが走った。
「今度からは固形の物を食って、クソをいっぱい出そうな」
今度は撫でてきてそのくすぐったさに小刻みに震わせた。
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