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第17話番の印※
ベッドに沈み込んだまま、吐精の余韻で動けないカイの両足を開き、スノウは間に陣取る。
「スノウ?」
「ちょっと待っててね」
脱ぎ捨てた衣服の中から小さな小瓶を取り出したスノウは、コルクの蓋を開ける。
中から出てきたのは、トロリとした香油だった。
香油を纏ったスノウの指が、カイの双丘を押し開く。
現れた固く閉じた窄まりに、濡れた指が触れた。
「っ!」
敏感な粘膜に触れられた刺激で、カイは足を閉ざそうとしたが、スノウは許してくれなかった。
「もうちょっとだけ、我慢してね」
ヤワヤワと襞を押し広げながら、スノウはカイの窄まりを丁寧に解していく。
「あ……もうっ……」
窄まりの中に指を差し込まれ、性交を真似た動きで掻き混ぜられると、じれったい甘さでカイは胸が苦しくなる。
「……はや……くっ……すの……おねが……いっ」
「もう少し、カイを傷つけたくないから」
「いいっ……傷ついてもいいからっ」
我慢出来ずに、カイがスノウに手を伸ばした時だった。
「煽っちゃ駄目でしょ!」
額に玉の汗を浮かべながら、スノウは頬を真っ赤に染めた。
凶悪な程質量を増した自分の雄に、息も荒くスノウは香油を塗りつけると、望み通りカイの体を割り開き一気に貫く。
「あぁっ!」
「くっ……ごめんカイ」
腹の奥深くまで焼けるような熱杭を打ち込まれて、カイの背はビクリとしなった。
「カイ……愛してる」
大きく仰け反り晒されたカイの喉元を、パクリとスノウが甘噛みする。
繋がったままカイの体が馴染むのを待つスノウは、カイの喉元を吸い上げ、鬱血の痕を残していく。
カイの首筋に浮かんだ汗をペロリと舐める仕草は、狼と言うよりも大型犬のようだ。
カイの体にキスマークをいくつも刻みながら、味わうように肌を舐めていた。
腹の奥深くを貫くスノウの熱杭は大きく膨れ上がり、カイの粘膜に包まれて、ビクリと震えている。
「あっ……もう、動いて!」
くすぐったさに身を捩り、肌を滑られ吸われるだけでは、カイは満足出来ないのだ。
(スノウが欲しい!)
「お願いっ。スノウっ……も、苦しい……」
涙ながらに懇願すれば、ようやくスノウは動きを開始した。
「……あぅ、あっあっ……んっ……」
古い木製のベッドをギシギシと軋ませながら、カイを揺さぶるスノウの肉茎は容赦なくカイを攻め立てる。
「……あぁ……ふぁっ……いっ……良いっ……んっ……」
淫らな喘ぎ声を上げながら、カイは必死に自分を組み敷くスノウに縋り付いた。
汗で滑る背に腕を回して、激しくカイを打ち叩くスノウの腰に足を回す。
銀の下生えがカイの窄まりに触れる程、根元までスノウの雄は埋め込まれ、出し入れされる度にグチュグチュと、スノウの肉茎の先端から漏れ出る先走りが、水音を立てていた。
「あんっ!!」
「ハァ、カイ。気持良い?」
「……きも……ち……いいよぉ……」
意識が焼き切れる位快感に溺れて、カイは普段なら絶対に言えないような、甘えた声をあげる。
「……んっ……すきっ……す……のう……これ……すき……」
「俺もっ! カイとエッチするの好き! 可愛い、カイ! トロトロだねぇ」
「ひゃぁ!! んっ! 言うなぁっ」
肉を激しく叩く音が激しさを増していく。
「あぁ、カイ! ごめん、限界っ」
パンパンと力強く打ち込みながら、スノウはブルッと背を震わせると、ズルリと陰茎をカイの体から引き抜く。
「んぁ!!」
「うっ!! あぁ、カイ」
スノウは引き抜いた陰茎を掴むと、カイの腹の上に射精した。
「ごめん、全部出させて」
ビュクビュクと震えるスノウの鈴口から飛び出す白濁は、カイの体を白く汚していく。
力が抜けてぐったりと横たわるカイの腹は、スノウの物か、カイの物か分からない精液で溢れていた。
トロリと滴る白濁を見て、スノウは満足そうにカイの体に塗りたくる。
自分の体液の匂いをカイの体に染み込ませて、スノウの背で大きな尾がブンブンと激しく揺れていた。
(……激しかった……)
こんなに奥深くまでスノウを受け入れ、抱かれたのは久しぶりで、カイは熱源の消えた腹を摩った。
お互いの吐き出した精液で濡れた腹は、トロリと滑りを帯びている。(お風呂……もう一回入りたい)
カイの気持ちが通じたのか、スノウはカイを抱き起こす。
このまま風呂場に運んでくれるのかと思った時、スノウは突然カイをうつ伏せにした。
「スノウ?」
「カイ……番の印付けさせて」
四つん這いの状態でベッドに沈むカイの腰を、スノウは力強く持ち上げる。
「……あ……やだ……」
この格好では、陰部を全てスノウに見られてしまう。
先程までスノウを受け入れ咥えていた窄まりは、グチュグチュに溶けてはしたなく緩みきっている。
口を閉ざす事も出来ずに開ききった襞は、赤く熟れて、体液で濡れていた。
「いやだ……この格好っ」
(恥ずかしい)
カイは腰を持ち上げられたまま、ベッドにうつ伏せる。
「愛してるよ、カイ。俺の番」
溶け切ったカイの体を、スノウの熱棒が貫く。
「あーっ」
悲鳴をあげたカイの体を容赦なく蹂躙して、スノウは荒い息を吐いた。
「フーッ。フーッ! グウッ!」
まるで獣のような唸り声をあげながら、スノウは背後からカイを穿ち続ける。
「あーっ! あぁ、あんっ。やっ……もう」
カイの目の前で火花が散って、いつの間にか再び吐精してしまった。
意識が焼き切れそうな程感じてしまって、カイはガクガクと全身が震える。
「カイッ。あっ、もうっ噛むよ!!」
スノウはガツガツとカイを貪り食いながら、カイの首筋に牙を押し当てた。
「あぁっ!」
肉を食い破られる痛みに、カイは悲鳴をあげる。
深く鋭く尖ったスノウの牙が抜けた時。
「やっと……俺のだ。もう、離さないっ! 俺だけの番!」
スノウの歓喜の声が聞こえる。
(スノウの番に……なったんだ……)
カイの胸の中を、じわじわと幸福な気持ちが満ちていく。
(スノウは……俺の……番……)
「カイ! 俺のカイ!」
その瞬間、カイは背後から強く抱きしめられる。
温かなスノウの体に包まれながら、カイは意識を手放した。
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