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第14話(彼視点)
同窓会の案内が届いた時
正直、気にも留めなかった。
忙しかったし
いまさら、昔の顔を見たいとも思わなかった。
ただ、一覧を流し見している途中で
ふと、名前が目に入った。
-あぁ、いたな
それだけのはずだった。
特別な感情があった訳じゃない。
少なくとも、その時はそう思っていた。
久しぶりに顔を合わせて
少し話して
懐かしさで終わる。
その程度のものだと思っていた。
自分に言い聞かせていた。
当日、会場に向かったのも
「たまたま、時間が空いていた」から
深い理由なんてなかった。
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