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番になる日※
「律!」
目を開けたら見慣れた家の天井があって横には泣きそうな天さんがいた。
付喪神さんや妖精さん、座敷童子ちゃんに犬のおまわりさんたちや天さんのご家族までいる。
「天さん、僕、生きて……」
「ああ、そうだよ! 死んでるわけねえだろ、バカ!」と涙声で怒鳴る彼に両手を握りしめられた。
「テロリストやヤクザは……? 他の人たちは?」
「安心しろ、みんな捕まえた。死亡者もいねえし、負傷者も元気だ」
「そう、ですか……」
ほっと息をついたら、身体が急激に熱くなる。
天さんも気づいたのだろう。ご両親や、おまわりさんたちに話しかけ、人払いをした。
「おまえへの任意聴取は、また後日にしてもらった。なあ、律、今夜は薬を飲んで終わりに」
心配してくれる彼の唇を自分の唇で塞 いだ。
「全部、思い出しました。小さい頃、狐姿のあなたを助け、おじいちゃんにこの世界へ連れて来てもらった」
「……ああ、そうだ」
「あなたと遊んで友だちができたって、はしゃいだことも、指切りをしたことも。だから、もう待てません。あなたを待たせておいて変な話ですが……これ以上、待つのは僕も嫌」
噛みつくようなキスをされ、性急に服を脱がされる。
口づけに応えながら彼の服を脱がした。
「あ、や……ああ……!」
足を大きく開き、正常位で天さんを受け入れた。
痛みはなく、早く気持ちいいところをたくさん愛されたい気持ちが募る。
「っ……締めつけたら動けねえだろ」
「だって嬉しくて……」
「オレもだよ」と唇を軽く吸われる。
緩やかな律動をしながら、感じるところを彼の肉棒の先で押され、射精しないまま何度も果てた。
天さんの腰の動きも次第に激しくなり、四つん這いで彼を受け入れる体勢に変える。
「いいんだな……律」
「……はい、噛んでください。や、あ、あん……」
何度も前立腺を叩かれ、意識が飛びそうになる。
彼の荒い息が後頭部にかかる。
「……好きだよ、律」
「僕もあなたが……ああっ!」
胎内で天さんの分身が熱いものを最奥へ出すのを感じながら強く抱きしめられ、うなじに歯を立てられたのだった。
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