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23.
首をかしげながらも行為を続けた。指での愛撫にカシウスは息を荒くしている。
顔をのぞきこんでみれば、いまだ戸惑いの表情を浮かべたまま迫りくる快感に耐えているようだった。忙しなくまばたきをくりかえし、半開きの口からは時折小さな声が漏れている。
カシウスの表情を視界に収め、ジェレミーは満足そうに目を細めた。
――なかなかかわいい顔をするじゃないか。
気分良くマントを脱ぎ捨て、肌の透ける薄物一枚だけでカシウスに跨った。下着を着けていない素肌に、濡れて屹立した肉がじかに触れる。
その位置を合わせようとして、ジェレミーは思わず二度見した。自らの股ぐらを。
見下ろした先にはカシウスと同じ男性器が生えているわけだが、自身のそこも完全に勃ち上がっていた。一度も触れていないし、触れられてもいないのに、だ。
矢庭にさっきと同様の疑問が頭をもたげる。
これはどうしたことか。たいして触れ合ってもいないのに身体が先に反応するなんて、これではまるで――
ジェレミーの思考は、それまでされるがままになっていたカシウスが腰をつかんできたことによって中断された。
大きな手でジェレミーの細い胴をつかんだカシウスは、自身の雄を擦り上げる部分を探してもどかしく腰を突き上げてきた。急くようなその動きは拙く、ジェレミーは舌打ちしたいのをこらえて自らの後孔に指を伸ばす。
準備はしてきた。潤滑油を塗り込め、固く閉ざしているそこを指で解きほぐし、いつ突っ込まれても傷付かないようにとやわらかくしてきたのだが。
「え……濡れて、……?」
今度こそ口をついて声が漏れた。
自らの指で触れたそこは潤滑油とは異なるぬめった粘液でたしかに濡れていたのだった。こういう状態は、これまで発情期のときにしかみられなかったものだ。
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