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 ジェレミーが戸惑っているあいだにもカシウスは待ちきれなくなったようで、片手で自身の雄をつかむとジェレミーの濡れた孔にあてがう。 「あ、ちょ、ちょっと待っ……ひ、ああぁっ」  引き止める間もなく、太い肉が身体の中心を貫いた。  下からの圧迫感で一瞬呼吸がとまる。けれどそのせいでこわばった身体は、快感を受けてたちまち弛緩したのだった。 「え、え? あ……っ、はぁっ、んっ」  いくら準備万端だったとはいえ、はち切れんばかりの太棹を突き入れられてこれほどすぐに気持ちよくなるものだろうか。  ぐいぐいと腰を押し付けられ揺さぶられながら、ジェレミーは頭の隅で考える。  だがそうやって冷静でいられたのもほんのわずかなあいだだけであった。 「……っ、ジェレミー!」  あ、聴こえてたんだ。  なんて思っていたらひときわ強く腰をつかまれて、濡れてとろけた孔を激しくこすり上げられた。粘膜と粘膜の摩擦で生まれた快感はみるみるうちに身体じゅうへと広まって、頭のなかまで熱く滾らせてゆく。  髪の先からつま先までを、まるではちみつのように甘く重たい感覚が支配していった。  支配しているのは、いま自分を貫いているカシウス――アルファの男だ。

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