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「そ……んな、こんなの……っ」  ジェレミーが理性的な言葉を発していられたのはそれまでだった。  勢いのみで腰を振っていたカシウスが小さくうめき、溜まった熱をジェレミーのナカへと吐き出すと、そのあとはもうただ快楽にまかせて啼くだけとなった。  カシウスもそれは同様で、一度果てたあとも萎える気配はなく再びジェレミーの内部を好きなようにかきまわし、突き上げ、おのれの精を注ぎ続けた。 「あ、あぁっ、そこ、だめ、……っは、あ、あぁっ」 「ジェレミー、……ジェレミー……っ」 「いい、きもち、い……っ、きちゃう……あ、また、きちゃうぅっ」  カシウスに名を呼ばれると胸の奥がきゅうっと疼く。  その疼きは身体じゅうに伝わって、彼を咥え込んでいる狭い孔をさらに強く締め付けた。 「は、……っ、出る……!」 「ん、ああぁっ」  何度目かの熱い迸りで身の裡を焼かれたあと、矢庭に体勢を変えられた。  もう満足に動けない身体を寝台に伏せられ、背後からのしかかられる。注がれた白濁がどろりと垂れる孔へまたひといきに押し込められ、ジェレミーのくちびるからくぐもった声が漏れた。  そのまま揺さぶられるかと思いきや、うしろからきつく抱きしめられた。  カシウスはぐっしょりと汗で濡れたジェレミーの髪に鼻先を埋めさせ、何度も息を吸い込んでいる。 「甘い……なん、だ……この、甘い匂い……は……」  オメガのうなじ付近からはアルファを引き寄せるための誘引物質(フェロモン)が出るという。  おそらくカシウスが言っているのはその誘引物質(フェロモン)の匂いだろうが、それはオメガの発情期以外ではほとんど感じられないはずだった。  それが、なぜいま――?  ジェレミーがそう疑問を抱くそばから、カシウスはやおら噛みついてきた。  首筋にぐるりと巻かれた、オメガ用のチョーカーに。

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