25 / 37
25.
「そ……んな、こんなの……っ」
ジェレミーが理性的な言葉を発していられたのはそれまでだった。
勢いのみで腰を振っていたカシウスが小さくうめき、溜まった熱をジェレミーのナカへと吐き出すと、そのあとはもうただ快楽にまかせて啼くだけとなった。
カシウスもそれは同様で、一度果てたあとも萎える気配はなく再びジェレミーの内部を好きなようにかきまわし、突き上げ、おのれの精を注ぎ続けた。
「あ、あぁっ、そこ、だめ、……っは、あ、あぁっ」
「ジェレミー、……ジェレミー……っ」
「いい、きもち、い……っ、きちゃう……あ、また、きちゃうぅっ」
カシウスに名を呼ばれると胸の奥がきゅうっと疼く。
その疼きは身体じゅうに伝わって、彼を咥え込んでいる狭い孔をさらに強く締め付けた。
「は、……っ、出る……!」
「ん、ああぁっ」
何度目かの熱い迸りで身の裡を焼かれたあと、矢庭に体勢を変えられた。
もう満足に動けない身体を寝台に伏せられ、背後からのしかかられる。注がれた白濁がどろりと垂れる孔へまたひといきに押し込められ、ジェレミーのくちびるからくぐもった声が漏れた。
そのまま揺さぶられるかと思いきや、うしろからきつく抱きしめられた。
カシウスはぐっしょりと汗で濡れたジェレミーの髪に鼻先を埋めさせ、何度も息を吸い込んでいる。
「甘い……なん、だ……この、甘い匂い……は……」
オメガのうなじ付近からはアルファを引き寄せるための誘引物質 が出るという。
おそらくカシウスが言っているのはその誘引物質 の匂いだろうが、それはオメガの発情期以外ではほとんど感じられないはずだった。
それが、なぜいま――?
ジェレミーがそう疑問を抱くそばから、カシウスはやおら噛みついてきた。
首筋にぐるりと巻かれた、オメガ用のチョーカーに。
ともだちにシェアしよう!

