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 三日後。翌日は休息日だったが夜にお呼びはかからなかった。  前回と同じならば、休息日の前日にあたるこの日だろうと期待していたジェレミーは肩透かしにあった気分だった。  ――期待? いや期待ってなんだ。俺はあの人に抱かれたくてここにいるのか?  ひとり床につき、はたと思う。  違う、そうじゃない。もちろんそれも少しはあったけれど、それはあくまで手段であって目的ではなかったはずだ。  自分がいまここにいるのは、カシウス殿下がメールに視察で訪れた際の、自らの不敬な行いを償うため。 『みだりに王子殿下をたぶらかした』というカドで罪に問われないよう、自分から提案した役目を果たすことこそが目的で、カシウスと夜をともにするのはその手段に過ぎない。  ――そうだ、間違えては駄目だ。  手段と目的をはき違えてよいことなどひとつもないのだから。  なんとなくさびしい気持ちがわいてきたけれど、それもきっと気のせいだろうとジェレミーは思うことにした。  故郷の街では発情期の時期であろうとなかろうと相手に困ることはなかったから、たまのひとり寝が続いてそんな気持ちになっているだけ――そう、たまたまだ。

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