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「その態度で反省だけでもしているのが驚きだよ。――けどジェレミー、こうなってくるとあわよくば愛人にっていうおまえの望みもここまでってことになるな」
そのひとことに足をとめた。
城門はもう目の前だった。
「……そうだな」
「でも充分じゃねぇか? ここまでの働きにも報酬はもらえる約束なんだろ?」
「まあ、そういうことになってはいるが」
歯切れの悪い返事になにかを察したらしく、ノーランがのぞきこんでくる。
隣家同士で生まれたときからともに育った幼馴染同士では、こういうとき相手がなにを考えているか手に取るようにわかってしまう。
幼馴染であり悪友でもあるノーランから、いまの状況で言われたくないようなことを指摘される空気を察してジェレミーは顔をしかめた。
「そんな顔すんなって。これでも俺はおまえのこと応援してんだからよ」
なんの応援だかいまいちはっきりしないが、元気づけようとしてくれているのは伝わってきた。
一日半かけて王都まで来てくれた友人の気持ちは素直にうれしかったし、ありがたいことだと思っていつものように返す。
「顔が良いのは生まれつきだ」
ノーランはその言葉を聞くと「へーへーそりゃ失礼したな」と言い返し、ふたりは同時に吹き出した。
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