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用心のために普段は外している皮革製のチョーカーを装着し、抑制剤も追加して飲んだ。発情期中の抑制剤は気休めでしかないが、ほかに対処法もない。
「はあ……っ」
身体の奥底から湧いてくるような熱に侵され、熱い吐息が漏れる。
寝台に横たわったまま水を飲んでも渇きが癒えることはなく、身体にわだかまる熱を持て余した。
――欲しい。
――満たされたい。
――抱かれたい。抱いてほしい。誰でもいいから、この身体に太い楔を打ち込んで、めちゃくちゃにかき回してほしい――……
発情期がはじまってまもなく、頭からまともな思考は消え去っていった。
薄いローブを引っかけただけの格好で寝台に横たわり、ひたすら自ら慰めた。けれどそれで満たされるはずもなく、体力ばかりを消耗する。
夜になって、扉がノックされた。ぼんやりとした頭でそちらを向くと「お食事、置いておきますんで。食べてくださいや」と声がした。
発情期中の食欲は性欲の影にかすれてしまうものの、これから四、五日はこんな状態が続くわけで、なにも食べないわけにはいかない。
そのためにあらかじめ頼んでいたのだからと、ふらふらしながら扉に手をかけ、軽食の載ったワゴンを受け取る。
みずみずしい果実を手づかみで口にして、また寝台へと寝転がった。そこでワゴンの下段に置かれた紙包みに気付く。
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