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第17話

ミュゲのやわらかい香りがする寝台。清潔な布団。 そこに横たえられながら、必死に秋頼の腰に脚を絡めている自分…胸も腰も、全てが密着していて逃げ場がない。 「んっ…」 秋頼は、挿入を深くした際、ほんの一瞬だけ、呼吸を深くした。分かりやすいほどの反応。質量を増やす、豪直が全てを物語っている。隠そうとして、隠しきれていない。 それを感じ、胸の奥が、きゅんと鳴る。 ――今の、効いた。 もっと揺らしたい、欲しがられたい。 「……あぁっ…おっきい」 俗っぽいくらい、あからさまに煽る。蕾を意識的に窄め、更に胸を押し付ける。 秋頼は密接に触れあう胸の隙間に手を差し入れると、胸の飾りを捻ってくる。 「するな」 短く言うが、声の低さが、もう答えだった。嬉しいと思ってしまう。この人は、大人だ。 感情をコントロールするのに慣れていて、隠すのがうまい。 その人が、僕の前でだけ、反応してしまう。 それが、くすぐったくて、誇らしくて、危険で。 「ひゃあっ…ん、気持ちっ」 気づいたら、声が漏れていた。 ――ああ、だめだ。これは、相性がいいとか、悪いとか、そういう話じゃない。 「……っ、そうだ、今みたいに、私の前では演じるのをやめなさい」 秋頼が、抽送の速度を上げる。五十代とは思えないタフさ…求められている感覚が感度を上げる。 「……やっ…ふかっ、あっ、あんっ、あー」 「エロいな…」 腰の下に枕を入れられ、更に挿入を深いものにされる。刺されている…蕾から、溢れる液体もすべて見られている。 届いている。身体の奥だけではない。心の…やわらかいところを突かれている。 僕は、それを喜んでしまう自分を止められない。 「欲しがれ…私も求める」 秋頼が腰をスライドさせながら、だらしなく先走りを滴らせる僕の茎を扱く。熟した二つの果実を自分で摘まむ。 「やぁっ…イキたい…イクッ、だめ、だめだめ」 「っ…だから、見せつけるな」 「だって…だって」 秋頼が眉を寄せる。 「っ!一度イキなさい」 軽く、双丘を叩かれる。 「あっ、ああーーー!!」 白濁を吐く。 ――お尻を叩かれて達してしまった。 ――恥ずかしすぎる。 「次は私の番だ…」 秋頼は絢聖の足首を掴むと、そのまま持ち上げる。幼児がおむつを変えられるような体勢。蕾が剥き出しで…見られていない場所がどこにもない。 「やっ…」 再び、血管の浮いたそれが、中に入る。中が勝手に秋頼に合わせて呼吸する。 「すまない…優しくできそうにない」 それは、優しさではない、激しさに、救われる夜だった。

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